【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談⑥】宙農のTOWING、プレシリーズAで約1.4億円資金調達?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「宙農のTOWING、プレシリーズAで約1.4億円資金調達?!」です。

宙農のTOWING 約1.4億円資金調達


©TOWING

12月下旬に株式会社TOWINGは、Beyond Next Ventures株式会社、epiST Ventures株式会社、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社がそれぞれ運営するファンドを引受先とした第三者割当増資により、プレシリーズAラウンドにて約1.4億円の資金調達を行ったと発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約1.8億円となります。

資金調達の主な目的は、愛知県刈谷市に自社農園を立ち上げ、宙農の実証を行うことのようです。

それに伴い、研究者、農園長、エンジニアの採用により研究開発体制を強化すると共に、事業開発人材の採用により組織体制を拡大し、既に実験レベルでは実証済みの宙農の量産化に向けたシステム開発を進めるんですね。

宙農とは

宙農を少し補足するとですね、人工土壌高機能ソイルを活用した次世代の作物栽培システムになります。

高機能ソイルは、植物の炭等の多孔体に微生物を付加し、有機質肥料を混ぜ合わせて適切な状態で管理してつくられた人工土壌の名称です。

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術に基づき、TOWINGが栽培システムとして実用化したんです。

今後、月面や火星の土をベースとした高機能ソイルを開発し、宇宙でも作物栽培可能なシステムの実現を目指すようです。

やはり、事業を軌道に乗せるには、地球の事業で成果を出してから、宇宙へ行くのが現実的でしょうね。

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