【宇宙人映画を語る~オタクを名乗るなら必須の7選~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回はこちら、宇宙人映画を語る『オタクを名乗るなら必須の7選』になります。」

いっしー「おー、中々、通な。ほんとに下手に触れると火傷しちゃいますね。」

編集長「今回はオタク度の高い映画なんです。初心者はここからいかない方がいいかな。宇宙人映画100本観た中での7選ですからね。ちなみに7選は
『銀河ヒッチハイク・ガイド』
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
『アバター』
『メッセージ』
『未知との遭遇』
『スーパー8』
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

になります。」

銀河ヒッチハイク・ガイド

編集長「では、いっしー、早速、イーロン・マスク氏絶賛の『銀河ヒッチハイク・ガイド』からいきましょうか。」

いっしー「こちらはですね、ほんとにSFオタクの中ではレジェンドとされてる有名な作品です。冒頭シーンで、地球が爆破されるシーンから始まるんですね。そういう衝撃な映画なんです。銀河をヒッチハイクガイドのように巡っていくという話なんですけど。ドラえもんの秘密道具顔負けのいろんな道具がいっぱい出て来まして、ほんとに面白い作品になっていますね。是非、一度ご覧になっていただければと思います。」

編集長「ほんとね、ただのコメディ映画じゃないんですよね。ドラえもん顔負けのアイテムが出て来る自由な発想であったりとか、外国人のジョークみたいなのも肌で感じられ学べますね。」

いっしー「そうですね。外国人のジョークであったりとか、もしくは哲学的な発想というか、日本人にはない考え方がいっぱい入っているかなと思いますね。これを観終わった後に、どれ位面白かったか語れるかどうかが、SFオタク度を測るチェックテストになっていますね。」

編集長「もしかしたら、1回だけだと全部は分からないかもしれないですね。何回か観て欲しい作品ですよね。」

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

編集長「では、2作目、2選目にいきましょうか。『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』です。」

いっしー「こちらは意外と新しい作品ですね。もしかしたら、題名は聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが。初心者向けおすすめ映画7選の中の『フィフス・エレメント』の続編というわけではないんですが、同じスピリットが流れたリュック・ベッソン監督の作品となっております。DVDのカバーに劇薬と書いてありますが、まさに劇薬のような作品です。ベビーフェイスの主人公が鮮烈な印象を残す作品となっております。『フィフス・エレメント』が好きな方は絶対気に入ると思いますね。最後がキスシーンで終わるところも同じですね。ある種凄く似ている作品です。最後はですね、凄く感動する、愛こそがすべてだ!というメッセージ込められた作品ですので、泣けますね。VR、バーチャルリアリティの概念が上手く使われていて、今観るにしても全然古くない作品になっていますね。」

編集長「今、Space Bizでも、宇宙エンタメっていうところに目を付けているんだけど、宇宙エンタメの先駆けのような作品となっていますね。いっしーからもVR技術の話が出て来たけど、発展的な未来というのを映画の中でも描いているよね。未来都市とか。これがね、宇宙エンタメとか、未来科学とか、そういうものが繋がっていくと何かヒントになるかもしれない。」

いっしー「確かに、ビジュアル的に凄く理想の未来を描ききっていますからね。そこが凄いですよね。」

編集長「そういう見方をするとね、映画の見方も変わってきて面白いかもしれないね。」

いっしー「確かに、次回の大コケ宇宙人映画3選の中の『ジョン・カーター』は砂漠しか描いていないので、それとは大きく違うかもしれないですね。」

編集長「そこは違いますよね。」

アバター

編集長「ではね、次に3選目、3作目ということで『アバター』です。」

いっしー「これはですね、知らない人はいないんじゃないかという位の大作なんですけど。意外と初心者が観ると、面白くないかもしれないと思って、『オタクを名乗るなら必須の7選』の方に持ってきました。興行収入ランキングで28億ドルのトップで破られていなくて、王者のような作品なんですけども、3D映画の草分け的存在としても有名だと思うんですね。監督はですね、巨編を得意とするジェームズ・キャメロン監督が、満を持して放った大作ということで。ビジュアル的にはですね、宇宙でありながら古代文明のようなエキゾチックビジュアルになっておりまして。原作はキャメロン監督が夢で見た世界をそのまま映像にしたということですので、壮大な物語となっています。」

編集長「なんかの情報で見たと思うんですけど、今年2021年に中国でコロナ禍もあって、『アバター』を再上映されたんですよね。その中で、興行収入1位に返り咲いたですよね。1回抜かれただけど、中国で再上映したら興行収入いっぱい入ったみたいです。」

いっしー「世代を越えて、愛されているですね。」

編集長「だから、10年、20年前の作品でも、映画館で面白い作品として上映されると大ヒットしちゃうんだなと思いましたね。」

いっしー「本物の王者ですね。」

メッセージ

編集長「じゃあね、次に4本目、4選目ですね。『メッセージ』です。」

いっしー「真ん中に持ってきただけあって、一番オタク度が強い作品と思っております。」

編集長「オタクの中のオタクですね。」

いっしー「こちらを観て面白いと言える方は、本物のSFオタクを名乗っていいじゃないかなと。こちら、言語をテーマにしてまして、主人公が言語学者なので、宇宙人の言語に興味がある方は是非一度ご覧になっていただきたいかなと思いますね。またですね、凄く哲学的な要素もいろいろと含まれた作品でして、時間が円を描いて回っているとかですね。いろんな空想をさせてくれる作品ですので、是非観終わった後に2~3時間位語り合える作品として、時間をとって観ていただきたいなと思いますね。」

編集長「皆さん観ると分かりますけど、静かな禅の世界のような作品で、音楽も禅の世界に入っていくような感じですね。東洋哲学とか仏教とかに近い時間論なんですよね。」

いっしー「瞑想しながら観れる作品ですね。」

編集長「瞑想しながら、宇宙人と交流したい方にはもってこいの作品ですね。」

いっしー「そうですね。ほんとに通な作品ですね。」

未知との遭遇

編集長「じゃあね、5本目、5選目ですね。『未知との遭遇』です。」

いっしー「スピルバーグ監督は宇宙人映画を結構撮っていると思うんですけど、『E.T.』の方が万人受けでおすすめ出来る作品なんですけども。『未知との遭遇』はですね、観る人を選ぶのかなという感じがしております。結構、沈黙のシーンが多くて、それが荘厳な神秘に繋がってはいるんですけど、凄く迫力がある作品ではありますね。テーマとしてはですね、宇宙人と遭遇するというのがクライマックスに来る作品なんですけど、そこに至るまでの過程が丁寧に描かれて、ある種の宗教的な覚醒のような形で最後の瞬間が訪れる形ですね。ほんとに神秘的な世界観を味わいたい、浸りたい方には是非観ていただきたいかなと思いますね。最後に独特な音階ですね、宇宙人を呼ぶ時の音楽が流れるんですけど、それは必須教養だと思いますね。」

編集長「この作品を知っている方が、多いか少ないか分かりませんけど。45年前の映画なんですよね。45年前ですから、宇宙人の啓蒙映画みたいな感じになっていると思うんですよ。僕も1回観た時は、そんなに評価は高くなかったんです。でも、宇宙人とか、宇宙に興味を持ってから観ると面白かったですね。」

いっしー「観る人の意識によって得られるものが違うのですかね。」

編集長「宇宙オタクもってこいの映画かもしれない。」

スーパー8

編集長「ではね、6本目、6選目は『スーパー8』です。」

いっしー「こちらは最近の映画ですね。エイブラムス監督とスピルバーグ監督の夢のコラボです。こちらはですね、映画の中で主人公達が宇宙人を撮るという、変わった構成になっておりまして。そこも楽しめるんですけど、やっぱり、青春×宇宙人といった面白さがあります。なので、この映画オタク度高いんですけど、意外と7選の中では一番親しみやすいのかなと思いますね。」

編集長「やっぱり、子供達が主人公だと年齢層の幅が広がるよね。子供も分かるし、親と一緒に行って家族みんなで楽しめるのはいいですよね。」

いっしー「大人版『E.T.』みたいな。出て来るエイリアンもE.T.を凶暴化させたような。ビジュアルも設定も、そんな感じなので。」

編集長「そういう面もあるかもね。可愛い宇宙人ではありませんので。そこは前もって言っておきますね。」

オール・ユー・ニード・イズ・キル

編集長「ではね、7本目、7選目は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』です。」

いっしー「こちらですね、アクション好きな方は病みつきになるのではないかと思います。原作がですね、何と日本人の漫画なんですよね。そういった意味でもですね、日本人の原作でハリウッドでこれだけヒットしたのは日本人の誇りかと思いますね。着想を得ているのはですね、ゲームからなんですね。何回死んでも、もう1回やり直す、輪廻思想みたいなものが色濃く投影されている作品となっておりまして。そういった意味では、SF的に観ても凄く面白い作品なのかなと思いますね。」

編集長「時間がループする映画なんだけど、RPGのゲームを映画化したような作品なんだよね。」

まとめ

編集長「今回は『オタクを名乗るなら必須の7選』でしたけど、バラエティ豊かですね。これも是非観ていただきたい作品ですね。」

いっしー「ほんとに初心者には火傷するかもと言ったんですけど、意外と観てみると病みつきになるかもしれませんね。一つ一つが濃厚な原液のような作品ですので。是非一度観ていただきたいなと思いますね。」

編集長「次回は題名がショッキングかもしれませんが、『大コケ宇宙人映画3選』を語り合いたいなと思います。次回もお楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

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