【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談①】NASA、ハッブル後継の次世代宇宙望遠鏡を打ち上げ?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「NASA、ハッブル後継の次世代宇宙望遠鏡を打ち上げ?!」です。

ハッブル後継の次世代宇宙望遠鏡が打ち上げ


©NASA

12月下旬に米航空宇宙局(以下、NASA)は次世代のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を南米フランス領ギアナにある欧州宇宙機関(以下、ESA)の発射場からアリアン5ロケットで打ち上げました。

1990年に打ち上げられ、宇宙の謎解明に取り組んできたハッブル宇宙望遠鏡の後継となります。NASAやESA、カナダ宇宙庁(CSA)による共同プロジェクトなんですけど、度重なる開発の遅れやトラブルなどで総額約100億ドルもかかってしまったんですよね。

これだけの開発費用にもかかわらず、運用期間は燃料がなくなるまでの5年から10年程度と短いんです。


©NASA

ただ、宇宙望遠鏡としては、鏡の直径が6.5mとハッブル宇宙望遠鏡の2.4mの倍以上となり、面積も約6倍と史上最大規模です。

遠方の宇宙から来る、波長の長い赤外線を観測出来るように設計されています。

宇宙の誕生から約2億年後に輝き始めたとされるファーストスターや宇宙の成り立ちなどを調べることが主な目的となります。何と135億光年先まで見えるようです。


©NASA

今後、約1カ月後には、地球から約150万km離れた目標に到着し、早ければ6カ月後に観測を開始する予定なんです。

ちなみにジェームズ・ウェッブはNASA第2代長官ジェームズ・エドウィン・ウェッブから命名されています。高度約600kmを周回するハッブル宇宙望遠鏡と違い、トラブルが生じても修理にはいけそうもありませんね。

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