【宇宙ビジネス超入門~2022年号外ニュース②~】米政権、ISSの2030年までの運用延長方針を発表!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「米政権、ISSの2030年までの運用延長方針を発表!」について、述べますね。

ISSの2030年までの運用延長方針を発表

昨年末の12月31日に米航空宇宙局(以下、NASA)のビル・ネルソン長官は、国際宇宙ステーション(以下、ISS)の運用期間を2024年から2030年まで延長する方針を発表しました。

米国議会上院では2030年までの延長、下院では2028年まで延長することを含めた法案が提出され、審議されていたんです。

ただ、ISSを共同運用する日本やカナダ、欧州、ロシアの同意が必要となります。昨年6月にビル・ネルソン長官とロシア国営ロスコスモス社のドミトリー・ロゴジン社長は、ISSの運用延長について電話会談しておりましたので、事前に根回しをしていたということでしょうか。

今年中に中国独自の宇宙ステーション天宮が完成する予定なので、このままだと2025年以降、宇宙ステーションは中国の天宮だけとなってしまう懸念もあったんだろうと思います。

商用宇宙ステーション建設

NASAは昨年12月に民間企業のNanoracks、Blue Origin、Northrop Grummanらと商用宇宙ステーション建設に関する契約(総額約4億1560万ドル)を締結しています。

総体的にみると、ISSから商用宇宙ステーション建設へと移行するための措置と言えるかもしれませんね。

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