【宇宙ビジネス超入門】2021年12月の動向

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【宇宙ビジネス超入門】2021年12月の動向

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。

お元気でしたか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2021年12月に起こった私の気になるトピックニュースを3つご紹介します

 

Nanoracksら、NASAから商用宇宙ステーションの建設を受注


©Nanoracks

12月上旬にNanoracksは、Voyager SpaceやLockheed Martinと共同で、NASAの商用地球低軌道(LEO)開発プログラムの一環である商用宇宙ステーションStarlabの設計を行う契約を受注したと発表しました。

受注額は1億6000万ドルの契約で、2027年には初期運用を開始する予定となっています。

NASAから受注したのは、Starlabだけでなく、商用宇宙ステーションOrbital Reefを計画しているBlue Origin(Sierra Spaceらと共同)も1億3000億ドルの契約,またNorthrop Grummanも1億2560万ドルの受注です。

QPS研究所、総額38.5億円の資金調達をし累計調達額約72億円


©QPS研究所

12月上旬に小型SAR衛星の開発・運用を行うQPS研究所は、シリーズB資金調達のファーストクローズにおいて、スカパーJSATら総勢8社を引受先とする総額38.5億円の資金調達を実施。これまでの累計調達額は約72億円となりました。

既に自社開発した小型衛星用の収納式大型軽量アンテナにより、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストで100kg級高精細小型SAR衛星の開発に成功していますし、今後は約10分間ごとの準リアルタイム地上観測データサービスの提供を目指していくようです。

前澤友作氏がISSでの12日間の滞在を終えて地球に帰還

12月下旬に前澤氏はISSでの12日間の滞在を終えて、船長のアレクサンダー・ミシュルキン氏,撮影アシストの平野陽三氏と共にソユーズ宇宙船で無事地球に帰還しました。民間日本人初のISS滞在だったんですよね。

来年以降も、民間人の宇宙旅行は続きます。2022年2月にはアクシオム・スペースが民間人だけのISSへの宇宙旅行を予定しています。

また、前澤氏は2023年にもスペースXが開発中の大型宇宙船Starshipに搭乗して月周回旅行する計画(dearMoon)なんですよね。世界初の民間人による月周回旅行になるかもです。

まとめ

まとめとして、12月の動向は、
 
民間商用宇宙ステーション建設
宇宙ベンチャー企業の実証から事業化へ
民間日本人初のISS滞在

 
といったところでしょうか。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

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