【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談79】インターステラテクノロジズ、シリーズDラウンドで17.7億円調達?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「インターステラテクノロジズ、シリーズDラウンドで17.7億円調達?!」です。

インターステラテクノロジズ 17.7億円調達


©インターステラテクノロジズ

12月中旬にインターステラテクノロジズ株式会社(以下、インターステラテクノロジズ)は、藤田誠氏、株式会社サイバーエージェントなどを新たな引受先とした第三者割当増資により、シリーズDラウンドで総額17.7億円の資金調達を実施しました。引受先はこちらになります。

インターステラテクノロジズは、2019年5月の「宇宙品質にシフトMOMO3号機」を含め、2021年7月に「ねじのロケット(MOMO7号機)」と「TENGAロケット(MOMO6号機)」で3度宇宙空間に到達しているんですね。国内民間単独での宇宙空間到達は唯一なんです。

MOMOは実証から事業化の段階に入り、並行して2023年度の打ち上げを目指すZEROの開発を本格化させています。

今回、調達した資金は、ZEROの開発をさらに加速させるための研究開発、設備投資、人材採用、材料費等に充てられるようです。

2020年度の世界の小型人工衛星打ち上げ基数は予測の倍となる約1000基になったんですけど、国内の打ち上げ回数は年に数回レベルなんですよね。

輸送手段の少なさが、日本の宇宙産業の大きなボトルネックになっているとも言えるんです。

目指すのはロケット業界のスーパーカブとのことですので、小型ロケット事業に参入したホンダとの業務提携なんかも、将来あるかもしれませんね。

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