【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース㊲~】Nanoracksら、NASAから商用宇宙ステーションの建設を受注!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「Nanoracksら、NASAから商用宇宙ステーションの建設を受注!」について、述べますね。
Nanoracksら商用宇宙ステーション建設を受注
©Nanoracks
12月上旬にNanoracksは、Voyager SpaceやLockheed Martinと共同で、米航空宇宙局(NASA)の商用地球低軌道(LEO)開発プログラムの一環である商用宇宙ステーションStarlabの設計を行う契約を受注したと発表しました。
受注額は1億6000万ドルの契約で、2027年には初期運用を開始する予定となっています。
Nanoracks はですね、ISSで自社のハードウェアを所有・運用していて、これまで1300を超える研究実験機器を打ち上げ、300超の小型衛星の配置、Bishop Airlockの設置などを行ってきたんです。
また、Nanoracks の大株主であるVoyager Space は戦略と設備投資を主導し、Lockheed Martin の方は、複雑な宇宙技術の開発と運用のリーダーで新しい先進的な宇宙ステーションのテクニカル・インテグレーターの役割を果たします。
ですから、Starlabは、商業宇宙経済を活性化し、国際宇宙ステーション(以下、ISS)の退役前に科学や乗組員の能力を提供するというNASAの構想を可能にするんですよね。
NASAは、Nanoracksとの個別のサービス契約を通じて、Starlabの乗組員や実験・観測機器サービスを購入することが出来ます。
ちなみにStarlabの名称は、米国が初めて打ち上げた宇宙ステーションSkylabに敬意の念を抱き、名付けられたようです。
とうとう、民間企業による商用宇宙ステーションの時代が到来ですかね。
ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
■Space Biz TV(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/c/SpaceBiz/featured