【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談75】アストロスケール、シリーズFの調達で累計調達額約334億円?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「アストロスケール、シリーズFの調達で累計調達額約334億円?!」です。

アストロスケール累計調達額約334億円

11月25日にスペースデブリ除去サービスを含む軌道上サービスに取り組む株式会社アストロスケールホールディングス(以下、アストロスケール)は、第三者割当増資により、シリーズFにおいて過去最大額となる約124億円の調達を実施したと発表しました。

シリーズFの引受先企業はこちらになります。


 

シリーズFの追加資金により、安全で費用対効果の高い軌道上サービスに関わる技術開発、日本,英国,米国における量産に向けた自社施設の拡張等、グローバルに事業を展開する推進力となりそうですね。

6回目となる今回の資金調達により、累計調達額は約334億円となりました。

アストロスケールは、今年8月には、スペースデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」の実証において、模擬スペースデブリの再捕獲に成功しています。現在は、年内に実施予定である次のフェーズとして、捕獲機(サービサー)の自律制御機能を用いた「自動捕獲」に向けて準備を進めています。

また、日本では、JAXAの商業デブリ除去実証プロジェクトフェーズⅠの契約相手方として選定されていますし、商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」の組立作業の方も2022年前半に開始予定なんです。

アストロスケールというと、宇宙ベンチャー企業の代名詞的な存在でしたけど、累計調達額334億円ともなると、さすがにイメージが変わってきますね。

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