はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「ロシア、ミサイルで人工衛星破壊実験を実施し宇宙ごみ大量発生！」について、述べますね。

ロシア、ミサイルで人工衛星破壊実験を実施

11月中旬に米国務省は、ロシアが自国の人工衛星を破壊するミサイル発射実験を実施したと発表しました。

アントニー・ブリンケン国務長官は、破壊実験によって追跡可能な宇宙ごみだけでも1500個超が地球軌道上に散らばったとして、ロシアを強く非難しています。追跡出来ない小さな宇宙ごみまで含めると、数十万個程発生したようです。

ロシア国防省は、大量の宇宙ごみは追跡が行われており、国際宇宙ステーション（以下、ISS）などに損害は及ばないと主張しているんですよね。

ただ、実際はISSも危険にさらされ、ISSに滞在する宇宙飛行士７人（米国人4人,ドイツ人1人,ロシア人2人）は緊急時の規定に従い、複数のモジュールに通じるハッチを閉めて帰還用宇宙船ソユーズとクルードラゴンに約2時間避難したんです。

自国のロシア人が2人いるのに、破壊実験をやるとは理解に苦しみますね。

軍事面を考えると、敵国の衛星を破壊したり妨害が出来れば有利にはなります。過去にはロシアだけでなく、米国,中国,インドが同様の実験に成功しているんです。

既に宇宙空間までもが覇権争いになっていますので、歯止めをかけるためにも早急に規範策定が必要だと思います。これからの戦争は間違いなく宇宙戦争になりますので、日本も宇宙からの防衛力を高めなくてはいけませんね。

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