【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談69】GITAIロボット、ISS船内での技術実証にすべて成功?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「GITAIロボット、ISS船内での技術実証にすべて成功?!」です。

GITAIロボット、ISS船内での技術実証にすべて成功


©GITAI

10月下旬にGITAI Japan株式会社(以下、GITAI)は、2021年10月13日から10月17日(日本時間)にかけて、国際宇宙ステーション(以下、ISS)のBishopエアロック船内にて汎用作業遂行技術実証を実施し、すべての作業をGITAI宇宙用自律ロボットS1によって成功したことを発表しました。

こちらの技術実証では、GITAIが開発した宇宙用自律ロボットS1をISSの Bishopエアロック船内に設置し、宇宙用パネル組み立て等の宇宙組立作業とスイッチ・ケーブル操作等のISS船内作業の2種類の作業をGITAI宇宙用自律ロボットS1で遂行することに成功しました。


©GITAI

GITAI宇宙用自律ロボットS1による全作業は自律制御によって完璧に遂行されましたね。

追加の実証実験として、ヒューストンのNanoracks社管制室からの遠隔操作による、スイッチ・ケーブル操作等のISS船内作業を実施しましたけど、こちらも成功しています。

GITAIが宇宙用自律ロボットS1に関する、すべての開発を担当し、Nanoracks社は打ち上げ機会の提供、軌道上での運用管理、データのダウンリンクを担当しました。

また、NASAがGITAI宇宙用自律ロボットS1の輸送とISSのBishop船内への設置(NASA宇宙飛行士による)を担当したんです。宇宙飛行士が1年間活動するための費用は数百億円にもなりますので、宇宙ロボットの活躍が費用削減と新たな創造的仕事につながりそうですね。

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