【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談68】TellusのVer.3.0で衛星データの売買が可能?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「TellusのVer.3.0で衛星データの売買が可能?!」です。
TellusのVer.3.0で衛星データの売買が可能?!
10月下旬にさくらインターネット株式会社は、経済産業省事業として開発・運用する、日本発の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」のVer.3.0を提供開始したと発表しました。
Ver.3.0では新機能として「Tellus Satellite Data Traveler(テルース サテライト データ トラベラー 以下、本機能)」を追加したんですね。こんな感じです。
©さくらインターネット
本機能では、衛星データの売買が可能になっていて、衛星のセンサーの種類や時刻、関心領域(Area of Interest)などを指定、検索し購入出来ます。
今回、Tellusにて衛星データを販売する企業(衛星データプロバイダ)は、日本スペースイメージング株式会社、日本地球観測衛星サービス株式会社、株式会社パスコの3社になります。
「Maxar社の衛星」、「ASNARO-2」のデータは10月26日より販売開始。「ASNARO-1」と「ALOS-3」のデータは、今後順次販売の予定なんです。価格は数万円から数十万円になるようですね。
Tellusは、2019年2月21日の提供開始から、2021年10月26日時点でアカウント登録者数24,000人(39カ国)を越えています。「宇宙アセットを民主化する」というビジョンのもと、衛星データ利用の新たな価値が創造されそうですね。
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