【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース㉛~】韓国、初の国産ロケットを打ち上げ、模擬衛星の軌道投入には失敗!

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【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース㉛~】韓国、初の国産ロケットを打ち上げ、模擬衛星の軌道投入には失敗!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「韓国、初の国産ロケットを打ち上げ、模擬衛星の軌道投入には失敗!」について、述べますね。

韓国、初の国産ロケットを打ち上げ

10月下旬に韓国初の国産ロケットヌリ号(KSLV-Ⅱ)が打ち上げられ、1.5トン級の模擬人工衛星を高度700kmまで運ぶことに成功しました。ただですね、残念ながら計画していた軌道投入には失敗してしまったんです。

ロケットの3段目部分の燃焼が早く終了してしまったため、衛星軌道に達する速度が足りなかったようですね。課題は残りましたけど、失敗の原因を究明し改善策を立て、来年2022年5月にも2号機を打ち上げる予定なんです。

ヌリ号は全長約47.2m,重さ約200トンの3段式のロケットですが、2010年から開発が始まり、開発の総費用は約2兆ウォン(日本円で約1900億)。

参画する国内企業も300社を超えていましたので、まさに国家プロジェクトの純国産ロケットと言えますよね。

今回の打ち上げに成功していれば、日米などと並んで重量1トン以上の実用衛星を打ち上げられる世界で7番目の国になるはずだったんです。

ちなみに2013年のロケット打ち上げ成功は、1段目のエンジンがロシア製だったんですよね。今年5月に米韓ミサイル指針撤廃(韓国のミサイル射程を800kmで制限)に伴い、今回の国産ロケット打ち上げ実験、そしてアルテミス協定合意と、韓国の宇宙開発は加速していきそうな予感がしますね。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

 

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