はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「NASA、木星トロヤ群に向かう無人探査機ルーシーの打ち上げ成功！」について、述べますね。

木星トロヤ群に向かう無人探査機ルーシーの打ち上げ成功

©NASA

10月中旬に米国航空宇宙局（以下、NASA）は、木星軌道上の小惑星群である木星トロヤ群の接近観測するため、米国フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から、無人探査機ルーシーを打ち上げ成功しました。

木星トロヤ群への無人探査機の打ち上げは初めてなんですよね。今後の予定は、2025年頃に火星軌道と木星軌道の間にある小惑星帯（小惑星ドナルドヨハンソン）に到着し、2027年から2033年頃に木星トロヤ群の７つの小惑星に接近するようです。

2021年から2033年の12年間で8つの小惑星を探査しますので、太陽を周回する天体としては過去最多になります。

12年間で約63億kmの長い宇宙の旅となるので、気が遠くなりますね。

まとめ

ルーシーは、高性能カメラで撮影し小惑星群の形や地質などのデータを集めますので、太陽系初期の情報が残された化石のような存在から太陽系誕生の謎が明かされる手掛かりになるかもしれません。

ちなみにルーシーとは、有名な類人猿化石ルーシー（アウストラロピテクス）に由来します。

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