【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース㉙~】中国、2022年の宇宙ステーション完成に向け長期滞在開始!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「中国、2022年の宇宙ステーション完成に向け長期滞在開始!」について、述べますね。
宇宙ステーション完成に向け長期滞在開始
10月中旬に中国の有人宇宙船『神舟13号』が大型ロケット『長征2号F』で打ち上げられ、建設中の宇宙ステーション『天宮』の中核施設『天和』とのドッキングに成功しました。
中国は、今年4月に中核施設『天和』,5月に補給船,6月に約5年ぶりの有人宇宙船を打ち上げており、今回は3人の宇宙飛行士が宇宙ステーションに約6カ月間滞在する予定になっています。
来年の完成に向けて、ロボットアームの操作を確認したり、船外活動も数回実施するようです。
中国の女性宇宙飛行士としては、初めての船外活動や長期滞在になるんですよね。
日本や米国が参加している国際宇宙ステーション(以下、ISS)と比較すると、『天宮』の重量は約5分の1で約80トン(ISSの重量は約420トン),長期滞在人数も約2分の1で3人(ISSの長期滞在人数は6人)と小規模になります。
ISSは2024年に運用期限を迎えますが、2025年以降の体制が決まっていないので、中国がしばらく独占することもあり得ます。
ただ、米国では民間企業が宇宙ステーション建設を計画しているんですよね。
まとめ
先日も衛星ビジネス企業などに課している、電波法上の外資規制撤廃を総務省が見送ると報じられていましたけど、昨今の中国の動向を見ると、宇宙ビジネスの活性化と安全保障のところは難しいですね。
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