【宇宙人映画を語る~ブラボー火星人2000編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

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【宇宙人映画を語る~ブラボー火星人2000編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、いつもの、教育家兼映画脚本家のいっしーこと、石橋勇輝さんです。宜しくお願いします。いっしー、今回はこちら、ブラボー火星人2000という映画なんですよ。なぜ、2000が付いているのと不思議に思う方多いんじゃないかと。ブラボー火星人っていうシットコムがアメリカで1963年から1966年にTV放映されていたんです。僕らも生まれる前ですね。だから、映画というよりドラマだよね。」

いっしー「かなり昔ですね。映画的な構成ではないですよね。ストーリー自体は。」

編集長「そういう感じがしますね。元々、SFコメディのドラマなので、テンポが良くて個人的には大好きですね。数十年前のTV放映したものも観てみたかったんですけど、残念ながら日本では販売されていないみたいです。海外行って探すしかないですね。今回も3つ位に論点を絞って語ってもらおうかな。では、いっしー、早速、1つ目の論点はどうですか。」

論点1:原作は60年代にテレビ放映されたシットコム

いっしー「先程おっしゃってたんですけど、原作は1960年代に放映されたシットコムコメディということで。結構人気シリーズでシーズン3まで放映されて、実はアニメ化もされているんですね。大人気シリーズなんですよ。ファンタジーもの日常コメディの先駆者で、1964年から1972年放映の『奥様は魔女』にも影響を与えていて、『ドラえもん』にも似てるじゃないかと思いますね。映画を観ていても、シットコム自体に蓄積されたアイディアの蓄積が凄く、密度の濃いコメディになっていますので。こちらもですね、専門家からの評価はちょっと低いんですけど、ぜひ観ていただきたいと思います。」

編集長「前回の対談と同じですね。掘り出し物ってことですね。実を言うと、日本でも1964年にTV放映されていたので、シニアの方で懐かしいと感じる方もいるかもね。映画の評価も、映画としての評価とドラマとしての評価は違うから、評価が低くてもつまらないとは言い切れないですよね。」

いっしー「ここで取り上げている映画は基本的に面白い映画ですので。」

編集長「皆さんに観ていただきたくない映画は対談しませんので。では、2つ目の論点はどうですか。」

論点2:散りばめられた「火星人ネタ」の数々

いっしー「こちらはいろいろな火星人ネタが凝縮されていまして、紹介したいなと思うんですけど。結構いろんな秘密道具が登場しますよね。ドラえもんみたいな感じで。例えば、舐めるとその星の住人に変形出来るガム(ナープレックス)であったりとか。地球人になったりとか、火星人やモンスターになったりとかします。あとですね、宇宙船がサイズを拡大・縮小出来るといったことですね。地球人に見つかったら、おもちゃみたいなサイズに縮小してバレないようにしたり。あと、スーツがしゃべる、しゃべるスーツです。最近では、マーベルの『ドクター・ストレンジ』のコスチュームの原型みたいなものですかね。あと、カルチャーショックも描かれていまして、火星人が地球に来て驚くことっていろいろあると思うんですけど。その中の一つとして、岩をしぼらなくても水が出るといった名言があります。あと、アイスを凍った色付きラードと言ってバカにしつつ、ドハマりするんですね。ですから、地球と火星のカルチャーショックが楽しめるんじゃないかと思います。」

編集長「これは、ほんと面白いですね。これから宇宙時代に入りますので、ほんとのカルチャーショックは地球で完結してはいけないですね。よくもまあ、これだけ面白い火星人のカルチャー考えたなと感心しますよね。いっしーは、どのネタが一番気に入ったかな。」

いっしー「そうですね。でも、やっぱりスーツですかね。スーツが嫉妬するんですよ。別の服を着ている時に、ご主人様が別の服に目移りしているみたいな嫉妬するシーンが面白かったですね。」

編集長「もう一人の主人公っぽくなっているところがあるよね。主人公を補っている位まで個性が強いからね。僕はね、一つ面白いなと思ったのはね、睡眠をとらなくて30秒寝たらパワー回復しているシーンあったでしょ。ああいう発想とかが、もしかしたら地球でも100年後位にはあるかもしれないなと。未来を先取りしてるなと思ったんですよ。では、3つ目の論点はどうですか。」

論点3:地球の科学の限界に気付かされる映画

いっしー「3つ目はですね、火星の科学と地球の科学を比べるって話になります。冒頭シーンで皮肉な描写がありまして、地球から来た火星探査車が石を見つけて、これで調査は終わりだみたいな感じで帰ろうすると、その一歩先に火星の巨大な都市が広がっているみたいな描写がありまして。結構地球の科学って、今最先端まで来ているっていう自負があると思うんですけど、まだその先があるし火星人のマーティンからしたら地球の科学ってくだらないと言っていますね。ただですね、面白いことに、この火星人マーティンを演じている役者はバック・トゥ・ザ・フューチャーの科学者ドクを演じているんですね。」

編集長「似てたから、やっぱり、そうだったんだ。目がギョロとしてね。良く気付いたね。最初は火星人マーティンも地球は野蛮な星でIQゼロかよ、みたいに言ってたけど、主人公の優しさに触れて地球の価値観に感化されていきますよね。地球の科学技術的なIQは低いかもしれないけど、心の知能指数であるEQは高いんじゃないかな。」

いっしー「そうですね。地球のファンになっていきますよね。最終的に。」

まとめ

編集長「映画の冒頭で火星探査車が出て来ますけど、今、火星探査が旬って知ってましたか。先日、火星地表にある岩石のサンプル採取に初めてアメリカが成功したんですよね。サンプルの帰還は10年後になりますが旬なので、現代版ブラボー火星人のドラマを制作して欲しいですね。では、次回もお楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

 
 
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