【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース㉖~】ホンダ、人工衛星を宇宙に運ぶ小型ロケット事業に参入!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「ホンダ、人工衛星を宇宙に運ぶ小型ロケット事業に参入!」について、述べますね。

ホンダ 小型ロケット事業に参入


©Honda

9月下旬にホンダ(株式会社本田技術研究所)は2020年代に低軌道向け人工衛星の小型ロケット打ち上げ試験を行い、将来的には小型人工衛星(重量1トン以下)を搭載して事業化を目指すと発表しました。

国内の大手自動車メーカーが、ロケットの打ち上げを表明するのは初めてなんですよね。

また、開発中のロケットは、使い捨てではなく再使用型ロケットなので、ロケット打ち上げ後は自動運転技術を応用して、ロケットの機体の一部を地球に着陸させ回収します。

今年4月に三部敏宏氏は社長就任会見の際、数年前から小型ロケットの開発を行っていることを明らかにしてましたよね。おそらく、自動車生産で培ったコスト削減の知見は活かせるでしょうし、人工衛星を活用すればインターネットに接続するコネクテッドカーにもなりますので、多様なサービスにも期待が持てますね。

宇宙事業にどれ位投入されるのかは未定ですが、ホンダは売上高の増減に左右されず、今後6年間で総額5兆円程度を研究開発費として投入していく予定です。

まとめ

ロケット事業は2040年から2050年頃を支える事業との位置付けのようです。今季で撤退するF1に代わる新たな挑戦になりますので、関係者も一段と気合が入っていますよね。成果もとっても楽しみです。

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