【宇宙ビジネス超入門】2021年9月の動向

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【宇宙ビジネス超入門】2021年9月の動向

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。

お元気でしたか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2021年9月に起こった私の気になるトピックニュースを3つご紹介します

 

KDDI、スペースXのStarlinkと業務提携


©KDDI

9月中旬にKDDIは高速・低遅延の衛星ブロードバンドインターネットを提供するStarlinkと業務提携し、au基地局のバックホール回線に利用する契約を締結しました。

これまで電波が届きにくかった山間部や離島、災害対策においてもauの高速通信を体験出来るよう、来年2022年をめどに全国1200カ所超の高速化を計画しているんですね。

光ファイバーに接続された通常のau基地局に加え、Starlinkをバックホール回線としたau基地局を導入しエリアを補完することで、日本中どこでもauの高速通信を体験することが可能となりますので、楽しみですね。

世界初、民間人だけによる地球を周回する宇宙旅行は成功


©SpaceX

9月中旬に民間人の乗客4人を乗せたスペースXの宇宙船クルードラゴンが、約3日間の地球周回の宇宙旅行を終えて、米国南部フロリダ州の沖合に無事着水し帰還しました。

この宇宙飛行はインスピレーション4と名付けられ、世界初の民間人だけによる地球を周回する宇宙旅行となったんです。

今回、国際宇宙ステーションの高度約400kmよりも高い高度約585kmだったので、地球周回軌道に到達しました。クルードラゴンの飛行は、ほぼ自動操縦で完結していて、地上からも遠隔操作出来るんですよね。技術の進歩は凄いものですね。

日米豪印の首脳会談、新たに宇宙開発でも協力を強化

9月下旬に日本,米国,豪州,インドの4カ国の枠組みであるクアッドが、米国ワシントンで初の対面での首脳会談を開き、新たに宇宙開発でも協力を強化していくとのことです。

4首脳は、今年3月のオンライン会談で合意したワクチン,先端技術,気候変動など3つの分野に加えて新たにインフラ開発や宇宙開発での連携で合意。気候変動や災害への対策など平和目的に限っては、各国が持つ人工衛星のデータを共有していきます。宇宙利用に関する技術開発や国際ルールについても協議していくようですが、やはり、台頭する中国を念頭に置いていますね。

まとめ

まとめとして、9月の動向は、日本中どこでも高速通信、民間人だけによる地球周回宇宙旅行、衛星データの共有と宇宙利用のルールづくり、といったところでしょうか。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

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