【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談60】NASAの探査車、火星での岩石サンプル採取に初成功?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「NASAの探査車、火星での岩石サンプル採取に初成功?!」です。
NASAの探査車、火星での岩石サンプル採取に初成功
©NASA
9月上旬にNASA(米国航空宇宙局)は、無人火星探査車パーシビアランス(Perseverance)が、火星地表にある岩石のサンプル採取に初めて成功したと発表しました。おめでとうございます!
探査車は、昨年7月に米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、今年2月に火星に到着しています。
今年8月に火星での初のサンプル採取を試みたんですけど、サンプルチューブが空っぽで失敗に終わっているんですよね。今年9月に2回目のサンプル採取で成功ということになりました。
NASAはですね、サンプルを採取した岩石に穴があいていたり、鉛筆より少し太いサンプルがサンプルチューブに保管されている写真などを公開しています。
©NASA
探査車は30以上のサンプル採取が予定されていますので、今後も移動しながらサンプル採取を続けていくようですね。
岩石のサンプルを地球に持ち帰ることが出来れば、火星探査では初めてとなり、微生物など生命の痕跡を知る手がかりになるかもしれません。
ただですね、今回取得したサンプルの帰還は10年以上先の2030年代になります。それまで、火星で保管され別の探査機で地球に持ち帰る計画なんです。
まとめ
こちらはNASAとESA(欧州宇宙機関)の共同ミッションですね。2030年代になると、有人火星探査も現実的になりますので、火星探査に人類の熱い視線が注がれそうです。
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