【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース㉔~】KDDI、スペースXのStarlinkと業務提携!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「KDDI、スペースXのStarlinkと業務提携!」について、述べますね。
KDDI、スペースXと業務提携
©KDDI
9月中旬にKDDIは米国の宇宙企業である、スペースXのStarlinkと業務提携したと発表しました。
また、高速・低遅延の衛星ブロードバンドインターネットを提供するStarlinkをau基地局のバックホール回線に利用する契約も締結しました。
これまで電波が届きにくかった山間部や離島、災害対策においてもauの高速通信を体験出来るよう、来年2022年をめどに全国1200カ所超の高速化を計画しているんです。
提携のメリット
Starlinkの通信衛星は、高度約550㎞の低軌道上に配置され地上に近いので、大幅な低遅延と高速伝送が実現出来るんですよね。
光ファイバーに接続された通常のau基地局に加え、Starlinkをバックホール回線としたau基地局を導入しエリアを補完することで、日本中どこでもauの高速通信を体験することが可能となります。
Starlinkの通信衛星と地上のインターネット網を接続するゲートウェイ局(地上局)をKDDI山口衛星通信所に既に構築し品質と性能を評価するため、現在、両社共同で一連の技術検証を行っているようです。
皆さんにとって一番大事な点ですが、携帯電話の利用者に追加料金は発生しないとのことです。ほっと一安心ですね。
まとめ
衛星を使った通信サービスはAmazon.comをはじめ、国内でも楽天グループなど携帯電話会社も提携を進めているので、世界中どこでも高速通信が享受出来る時代は近そうです。
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