【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談58】米連邦航空局、ヴァージンの宇宙飛行時の異常事態を調査中?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「米連邦航空局、ヴァージンの宇宙飛行時の異常事態を調査中?!」です。
GITAIロボットISSに到着
©ヴァージン・ギャラクティック
9月上旬に米連邦航空局(以下、FAA)は、今年7月11日に宇宙空間への試験飛行を成功させたヴァージン・ギャラクティック社に対して、飛行時に指定空域を外れた異常事態を調査していると発表しました。
要するに、航空交通管制の許可したコースから外れたということですね。1分41秒間も指定空域を外れて飛行しているので、何らかのトラブルがあったことは事実だと思います。
今年6月にFAAから一般客向け宇宙旅行の認可を取得しておりましたので、翌月の7月にはライバルのBlue Origin社創業者ジェフ・ベゾス氏よりも先に宇宙飛行したいとの意向が、ヴァージン・ギャラクティック社創業者リチャード・ブランソン氏にあったのではないかと推測します。
ただ残念なのは、この試験飛行のパイロットが、後日、解雇されているんですよね。組織的な隠蔽があったのなら、早期に改善して欲しいところです。
今年8月にヴァージン・ギャラクティック社は宇宙旅行の販売を再開していますし、今年9月下旬から10月上旬にかけて、イタリア空軍と共同で初の商業宇宙飛行を実施する予定なので、尚更という感じがします。
ちなみに初の商業宇宙飛行では微小重力環境に移行する際の人体の影響を調査するようです。やはり、企業には昔ながらの顧客への安心・安全・信頼といったことが何よりも大事ですね。
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