【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談57】GITAIロボット搭載のSpace Xロケット、打ち上げ成功しISSに到着?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「GITAIロボット搭載のSpace Xロケット、打ち上げ成功しISSに到着?!」です。
GITAIロボットISSに到着
©GITAI
8月下旬にGITAI Japan株式会社(以下、GITAI)は、2021年度に国際宇宙ステーション(以下、ISS)船内で実施予定のGITAIロボットによる汎用作業遂行技術実証について、GITAIロボットを搭載したSpace Xロケットの打ち上げに成功したと発表しました。
また、その後、Space XロケットはISSとのドッキングにも成功し、GITAIロボットは無事ISSに到着したんです。
現在、NASAはスケジュール調整中ですが、GITAIロボットによるISS船内での汎用作業遂行技術実証は今年10月頃を予定しています。
ISS船内実証
©GITAI
ISS船内実証について少し補足しますと、GITAIは米国民間宇宙企業Nanoracks社と共同で、2021年度にISSのBishopエアロック船内で、GITAIロボットによる汎用作業遂行技術実証を行います。
GITAIが宇宙用ロボットアームS1に関する全ての開発を担当し、Nanoracks社は打ち上げ機会の提供、軌道上での運用管理、データのダウンリンクを担当するんですね。
NASAは宇宙用ロボットアームS1の輸送とISSのBishop船内への(NASA宇宙飛行士による)設置を担当します。
スイッチ・ケーブル操作等のISS船内作業と宇宙用パネル組み立て等の宇宙組立作業の2種類の作業は、GITAIロボットアームS1が遂行します。
全作業は最初に自律制御で、その後にヒューストンのNanoracks社管制室からの遠隔操作によっても試します。
まとめ
今回の実証を通して、軌道上におけるドッキング・修理・メンテナンス作業が可能な船外ロボットアームの開発や、月面探査・基地開発作業が可能な船外汎用作業ロボットの開発にも繋がっていきそうですね。
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