【宇宙人映画を語る~プレデター編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

 

 

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みの、教育家兼映画脚本家のいっしーこと、石橋勇輝さんです。宜しくお願いします。
 
いっしー、今回はこちら、プレデターという映画なんですよ。訳すと、捕食者または略奪者ですよね。1987年に公開された、30年以上も前の作品ですけど、ストーリーはシンプルながら中々面白いよね。」

いっしー「今、観ても古びていない映画ですね。掘り出し物です。」

編集長「この映画の成功の一つは音楽にあると思いますね。それもそのはず、アベンジャーズシリーズを手掛けたアラン・シルヴェストリ氏が担当していたからね。ジャングルが中心の映画ですけど、臨場感あふれる音楽で我々をジャングルに引き込むよね。今回も3つ位に論点を絞って語ってもらおうかな。では、いっしー、早速、1つ目の論点はどうですか。」

 

論点1:制作背景

いっしー「制作背景について少し調べたんですけど、この映画最初はジョークから始まっていまして。ロッキーシリーズのロッキー4が終わった後に、ハリウッドではスタローンが人類最強になったということで、次は宇宙人と戦うしかないという話題が。それで、このプレデターが登場したんですね。
 
最初は冗談で書き始めたんですけど、徐々にまとまっていって最終的にシュワルツェネッガーさん主演ということで成立したということです。先程、ジャングルという話もありましたけど、メキシコの密林の中で撮影したらしいんですけど、ほんとに撮影の時は大変だったらしくて。下痢とか、酒癖の悪いキャストがいて、その人を見張るためのボディーガードをつけなければいけなかったりとかあったようです。」

編集長「舞台裏を知ると映画も楽しめますね。プレデター2は微妙だったので、やっぱり、シュワちゃんの演技力が凄いのかな。出演者が極めて少ないので無駄がなく、一つ一つのアクションも見逃せないですね。
 
あとは、まさに格好いい、男の中の男を描いているようにも見えますよね。いっしーに葉巻が合うかどうかは分かりませんが、ワイルドな男に憧れますか。」

いっしー「そうですね。僕の世代は、ちょっと中性的な人の方が格好良いなと思うかもしれませんね。」

編集長「そうですか。ひいちゃうかもしれないね。では、2つ目の論点はどうですか。」

 

論点2:エイリアンの外見

いっしー「プレデターと言えばエイリアンの外見ですよね。実はこのエイリアンの外見ですが、最初は全然違ったみたいなんです。凄く格好悪かったらしいです。
 
シュワルツェネッガーさん曰く、『トカゲのコスプレをした人が頭にアヒルを被っている』ようにしか見えないと言ったようですね。
 
ただ、かなり撮影を進めた段階で、やっぱり、これは酷いってなって、バージョン1を捨ててしまったようです。その後、シュワルツェネッガーさんが指名したウィンストンさんという方が作り直して、抜本的な改革をしたらしいですね。
 
実はこのウィンストンさんという方が、ターミネーターのデザインも担当もされたんですね。そういう繋がりもあるんですよ。」

編集長「面白いですね。でも、ウィンストンさんが手掛けて、ヒットに繋がったんですよね。私の印象的な場面は、シュワちゃんが宇宙人の姿を見て、『何と醜い顔なんだ。』と呟いていますよね。完全に宇宙人をバカにしてますね。あと、宇宙人が地球人を肉体としてではなく、デジタルカラーで見ているのは不思議。衛星からの光学センサーで見ているみたい。宇宙からじゃないと得られない視点もあるのかも。」

いっしー「はいはい、まさに。」

編集長「では、3つ目の論点はどうですか。」

 

論点3:「プレデター」の特徴

いっしー「先程の話とも関係しているんですけど、プレデターの特徴ですね。視覚に特化した特殊能力で、人間には見えないコーティングが出来るんですね。
 
プレデターにとっては、泥を塗った人間が全く見えない状態になるという視覚のギャップによって生まれるものを描いているんですね。そういった人間と宇宙人の意外なギャップみたいなものを描いているのかなと思いました。
 
実はですね、考え方っていう点においてもギャップがありまして、このプレデターがブチ切れる原因になったのはサソリを殺してしまったから、という説もあるんですね。MIB1の敵であるバグに似てますよね。人間にとっては、当然の行為も宇宙人から見たら残虐な行為に見えていたりするということもあるんだなと。」

編集長「その価値観の違いですかね。仲間が殺されたみたいになっているんでしょうね。宇宙人が人間の生皮を剥いだり、髑髏を集めたりするのは、地球的に言うと、悪魔っぽいよね。最後も自爆して周りの人達を不幸に導く存在なんですよね。反面教師として、我々は反対の生き方をしたいよね。人々を幸福にする人生が理想ですかね。」

いっしー「完全なる悪役ですかね。人を食う存在ではなく、幸福にする存在ですね。」

 

まとめ

編集長「コロナ禍で、皆さんも大変かと思いますが、あらためてサバイバル術を身に付けるのが重要だと感じました。簡単には諦めてはダメだし、逞しさみたいなものを身に付けないといけないですね。
 
ほんとに生きてこその人生だと思いますので、その意味では、ピッタリの映画ですね。
 
シュワちゃんの後ろ姿から学べる。皆さんも、一度、この時期だからこそ観てみてはいかがでしょうか。では、次回もお楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

 

 
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