【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談55】Space BD、2021年中にスペースデリバリープロジェクトを開始?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「Space BD、2021年中にスペースデリバリープロジェクトを開始?!」です。
スペースデリバリープロジェクト
8月下旬にSpace BD株式会社(以下、Space BD)は、国内外の研究機関・教育機関・民間企業10組から集めた、研究用素材、写真、イラストなどの様々な対象品を宇宙空間に打ち上げ曝露する『スペースデリバリープロジェクト』を開始すると発表しました。
日本国内の学術機関の研究活用を主目的としており、さらには、民間企業や教育機関などが制作する記念品などについても曝露・回収の対象としているんです。
対象品の一部の写真はこちらです。
©SpaceBD
また、参加企業・教育機関10組はこちらになります。
©SpaceBD
『スペースデリバリープロジェクト』を少し補足すると、国際宇宙ステーション(以下、ISS)きぼう日本実験棟の中型曝露実験アダプター(i-SEEP)に搭載する新たな小型簡易曝露実験装置(ExBAS)を活用したプロジェクトで、Space BD主導で広く参加団体を募り、対象品の選定から打ち上げ、地上回収までのあらゆるサポートをしてくれるようですね。
きぼう船外実験プラットフォームのイメージ図はこんな感じになります。
©SpaceBD
今後のスケジュールは、2021年9月にJAXAへ対象品の引き渡し。
2021年度中にISSの補給船に搭載し輸送。
船外実験プラットフォームにて約6カ月の間、宇宙空間に曝露します。
2022年6月頃に対象品をISS船内に回収し、補給船で地球に再輸送するようです。
まとめ
これまでの目的は、研究活用の利用が中心でしたけど、幅広く一般を対象にすることで、宇宙利活用の裾野が広がっていくように感じますね。今後に期待です。
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