【映画脚本家の訪問記】 ~日本科学未来館編~
みなさんこんにちは!
Space Biz TVでお馴染みの映画脚本家・石橋勇輝です。
今回は、子供も大人も楽しめる大人気の科学スポット、「日本科学未来館」を取材してきました!
※コロナ下の2021年8月の最新版の情報をお届けします。
子どもと大人が一緒になって未来を考えるための場所
東京・お台場の一角にたたずむ「日本科学未来館」。
2001年に設立され、今年で20周年を迎えます。
公式ホームページによると、「科学技術を文化として捉え、社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うための、すべての人々にひらかれた場」として設立されたそうです。
「未来を語るための場所」なんて、とっても素敵ですね!
巨大地球ディスプレイ『ジオ・コスモス』がお出迎え
入り口で検温を済ませて中に入ると、なんと地球が天井からぶら下がっています!
こちらは有機E Lディスプレイで作られた「ジオ・コスモス」。
地表を目まぐるしく動く雲の映像は、人工衛星から取得した直近数ヶ月の気象データを「早送り再生」しているのだとか。
フロアマップはこんな感じになっています。
なんだかワクワクしてきますね!
早速3階に向かいます。
AIが展示をリコメンドしてくれる”reco!”サービス
3階に上がると、入り口の前にこれが。
ICカードをかざして、いくつかの簡単な質問に答えると、その人にあった展示をオススメしてくれるそうです。
早速PASMOをかざしてトライ。
いくつかオススメを教えてくれましたが、3階の展示の「ノーベルQ」が気になったので、早速行ってみます。
入り口でしっかり手指の消毒。
ノーベル賞受賞者からのコメントがずらり
3階の入り口を抜けたところにこんなものが。
な、なんと、ノーベル賞受賞者からの直筆コメントがずらりと並んでいるんですね!
2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典教授や、同じく2012年に受賞された山中伸弥教授など、知っている名前もチラホラ。
ノーベル平和賞を受賞したオバマ元大統領からのコメントも発見!
人の心を癒すペットロボット『パロ』
セラピー用に開発されたペットロボット『パロ』。
ふわふわな毛皮にくりくりの目…触らなくても見るだけで癒されます。
こちら、精神治療の現場で効果があることが科学的に実証されているそうです!
落合陽一氏監修の『計算機と自然、計算機の自然』
こちらの展示は何やらモダンアート感が漂ってきます。
それもそのはず、監修はかの有名なメディアアーティスト・落合陽一氏。
『計算機と自然、計算機の自然』と題して、不思議な展示が多数設置してあります。
AIによる画像認識の様子を映像で表現した展示。
コンピュータはこんな感じで「形」を学習していくんですね。
ただの砂時計?ではありません。
砂に見えているのは、全てパソコンの中に入っている半導体。
こちらの「眼球」には、不思議な映像が映り込んでいます。
「えっ、なんで俺の背中が映ってんの!?」(カメラ担当・山下)
天井に隠しカメラが設置されてるみたいですね。
複雑な動きで生命らしさを追求するアンドロイド『オルタ』
こちらのブースにはアンドロイドが展示されています。
監修は著名なロボット研究者の石黒浩氏。
写真のアンドロイド「オルタ」は、とっても複雑な動きをしているので遠くから見ていても目立ちます。
見た目がちょっと怖い…。
…会話を試みましたが、できませんでした。
情報が伝わる仕組みを体感できる『インターネット物理モデル』
この巨大なマシーンはなんでしょう?
こちらは「インターネット物理モデル」と言って、情報の流れを白と黒のボールに置き換えて体感できる装置だそうです。
白と黒のボールはそれぞれ、コンピュータの0と1に該当します。
それらの「情報」を詰めて、「送信」ボタンを押すと…
情報が送信されました!
ASIMOにも会える!
15:00になると、3階中央の広場が何やら賑わっている様子。
行ってみると、ホンダが開発した人型ロボット・ASIMOによるショーがスタートしたみたいです!
コロナに負けない抜群のショーマンシップを見せてくれました。
宇宙・地球・生命をテーマにした5階の展示ブースへ
螺旋階段を登って5階に向かいます。
すると、途中に気になるものが。
1950年台以来の歴代の宇宙飛行士が展示されています。
これからは私たち民間人も宇宙に行ける時代が来るんでしょうか…?
国際宇宙ステーションの日本実験棟『きぼう』
こちら、筑波宇宙センターの記事でもご紹介したISSの日本実験棟『きぼう』の模型になります!
宇宙飛行士からの直筆サインが!
宇宙のトイレはこんな感じなんですね。
こちらは宇宙の個室です。
窓からは宇宙が見えます…!!
こんなところで「巣ごもり生活」できたら楽しそうですが。
動く『ジオ・コスモス』
再び広場が賑やかになってきたと思ったら、今度は『ジオ・コスモス』のショーが始まったみたいです!
『ジオ・コスモス』では、一時間に一回くらいの頻度で企画映像が流れます。
一つ目は地球の進化の歴史。
二つ目はコロナ感染者数の推移。
こうして数値で見せられると、コロナウイルスの猛威を実感しますね。
細部にも遊び心満載
展示を一通り回り終わってぶらぶらしていると、こんな部屋に遭遇。
会議室の名前まで惑星なんて、遊び心を感じさせますね。
こちらの「対話テラス」のホワイトボードには、来館者が寄せた科学にまつわる素朴な疑問が付箋に貼り付けてあります。
「かみさまとかがく、どっちがせかいをつくったの?」
‥小さな子供の質問は侮れませんね。
7階の展望ラウンジへ
最後の7階は休憩スポット。
見晴らしの良い展望ランジになっています。
未来館の模型がお出迎え。
個性の強いメニューが並ぶ『Miraikan Kitchen』
展望ラウンジでは食事が注文できますが、そのメニューがなんとも個性的。
「オムライス星とタコ星人ライス」?
「活火山パスタ」?
どれも気になるものばかりですが、ひとまず「Earth DORAYAKI」と「ビッグバン唐揚げ」を注文。
こちら、「Earth DORAYAKI」。
どら焼きにソフトクリームなんて、果たして相性やいかに…?
相性抜群です!!
「これはうまい!」(カメラ担当・山下)
こちら、ビッグバン唐揚げ。
かかっているソースの味は、オーロラソースに近い感じです。
鶏肉のジューシーさが絶品です。
見晴らしは最高ですね!
外に出てみると、さらに美しい景色が見れます。
お土産コーナーも充実
お土産コーナー『Miraikan Shop』には、知育玩具や昆虫食など、個性的なアイテムがずらり。
中にはこんなものも。
DNAまでアクセサリにしちゃうなんて、未来館っぽいですね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
子供から大人まで楽しめる工夫に満ちた「日本科学未来館」、ぜひ一度家族で訪れてみてはいかがでしょうか?
アクセス(公式HPより)
新交通ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」より徒歩約5分、または「テレコムセンター駅」より徒歩約4分
東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」より徒歩約15分
都営バス「日本科学未来館前」下車
開館時間・入館料(公式H Pより)
開館時間 10:00~17:00
休館日 火曜日(祝日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)
常設展入館料 大人630円、18歳以下210円、6歳以下の未就学児無料
特別展等やドームシアターは別料金
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在、入館には事前にオンラインのチケット予約が必要です。