【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談51】ispace、シリーズC投資ラウンドで約50.7億円の資金調達?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「ispace、シリーズC投資ラウンドで約50.7億円の資金調達?!」です。
ispace 約50.7億円の資金調達
©ispace
8月上旬に株式会社ispace(以下、ispace)は、インキュベイトファンドをリード・インベスターとし、全7者を引受先とする第三者割当増資により、シリーズC投資ラウンドにおいて
約50.7億円の資金調達に関する契約を締結したと発表しました。
今回の調達により、既存借入を含めた総調達額は約213億円になります。参考までに、シリーズC投資家(敬称略)はこちらです。
©ispace
ispaceの動向
先月、2022年後半に予定されている最初の月面ミッションに向けて、ispaceはドイツのランポルツハウゼンのアリアングループの施設において、ランダー(月着陸船)のフライトモデル組み立てを開始したことを発表したばかりです。
これと並行して高頻度月面輸送サービスを確立すべく、後続ミッションにおけるランダー(月着陸船)開発に本格的に着手するんですね。
シリーズCラウンドにおける資金は、2023年に打ち上げが計画されているispaceのミッション2、ならびに2024年に打ち上げが計画されているミッション3用のランダーをサイズアップするために充てられる予定です。
サイズアップすると、多くのペイロードが搭載出来るのでサービスアップにも繋がりますね。
まとめ
このミッション3用のランダーは目下米国において開発されています。地球と月が一つのエコシステムになる世界をつくる、というビジョンに共感する方は益々増えそうですね。
ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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