【宇宙ビジネス~2021年JAXAニュース㉑~】JAXAとSynspective、災害状況把握サービスの実証を開始!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXAとSynspective、災害状況把握サービスの実証を開始!」について述べますね。
JAXAとSynspective、災害状況把握サービスの実証を開始!
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と株式会社Synspective(以下、Synspective)は、JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)のもと、小型SAR(合成開口レーダー)衛星コンステレーションによる災害状況把握サービスの社会実装に向けた共創活動を開始しました。
このプログラムでは佐賀豪雨を事例としたSARコンステレーション利用による解析精度向上の実証と、衛星搭載SARの性能向上の実証などを行います。
本事業の目的と分担の図はこんな感じになります。
Synspectiveが運用する独自の小型SAR衛星StriX-αや、今後打ち上げを行うStriX-β及びそれ以降の後継機において取得するデータや他衛星等により取得されている既存のデータを用いて、災害時状況把握サービス等の社会実装に向けた取り組みを行うんですね。
浸水被害モニタリング)サービス
また、Synspectiveは、昨年、水災害対応のための浸水被害(浸水域、浸水深、被害道路、被害建物)を評価するFlood Damage Assessment(浸水被害モニタリング)サービスを提供しています。イメージ図はこんな感じになります。
©Synspective
佐賀豪雨などの水災害時において広範な地域の被害状況を一次情報に基づいて把握することが出来るサービスは、迅速な意思決定への貢献が期待されますよね。
まとめ
今回は、Synspective、佐賀県庁、株式会社島内エンジニア及びJAXAの連携により、小型SAR衛星コンステレーションの活用による、豪雨による浸水被害の解析精度の向上を実証します。産学官連携の理想のモデルになりそうですね。
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