【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談㊹】スペースXのスターリンク、まもなく全世界でブロードバンド提供?!

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【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談㊹】スペースXのスターリンク、まもなく全世界でブロードバンド提供?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「スペースXのスターリンク、まもなく全世界でブロードバンド提供?!」です。

衛星インターネット事業スターリンク 提供開始


credit:spaceX

6月下旬にスペースX社を率いるイーロン・マスク氏は衛星インターネット事業スターリンクについて、このまま順調にいけば、8月までに世界全域で高速ブロードバンドを提供出来ると述べました。

マスク氏はスペインのバルセロナで開かれているモバイル・ワールド・コングレス(MWC)にオンラインで参加したんですね。マスク氏はスペインのバルセロナで開かれているモバイル・ワールド・コングレス(MWC)にオンラインで参加したんですね。

約12カ国で事業展開


credit:spaceX

スペースX社は、これまでスターリンク向けに1500基超の衛星を打ち上げていて、日本はまだ提供範囲外なんですけど、約12カ国で事業展開されているようです。

今年2月から予約受付をしていて、現在の顧客数は約6万9千人で、今後1年で50万人を超える見通しを示しました。少し補足すると、月額料金は99ドルで、スターターキットの料金は499ドルです。スターターキットの写真は、こんな感じです。


credit:spaceX

さらにマスク氏は、キャッシュフローを黒字にするまでには50億~100億ドルの投資が必要と言及しております。世界では未だに40億人がインターネットにアクセス出来ないとも言われておりますので、巨額の投資も必要不可欠なのでしょう。

競合する衛生インターネットビジネス

ただ、衛星インターネットの領域では、OneWeb社やAmazon.comといった民間企業のライバルだけでなく、欧州連合(EU)や中国なども開発を進めているので、競争は激化していきそうな予感がします。

先月末、日本政府も宇宙基本計画工程表改定に向けた重点事項で、日本独自の小型衛星コンステレーションを構築と明記しているのですが、衛星インターネットの提供だけでなく、防衛強化の意味合いも強そうですね。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

 

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