【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談㊸】日本政府、宇宙基本計画工程表改定に向けた重点事項を決定?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「日本政府、宇宙基本計画工程表改定に向けた重点事項を決定?!」です。

宇宙基本計画工程表改定に向けた重点事項を決定

6月29日に日本政府は総理大臣官邸で第24回宇宙開発戦略本部(本部長は菅総理)を開催しました。会議では、毎年年末に改定する宇宙基本計画の工程表に盛り込む重点事項等について議論が行われたんですね。

小型衛星コンステレーション構築

今回の重点事項では、まず、多数の小型衛星を互いに連携させることで、災害時の被災状況の迅速な把握などを可能とする、日本独自の小型衛星コンステレーションを構築するなど、基盤技術の開発を推進します。

他国とのミサイル防衛強化もあるので、米国との連携の可能性も念頭に検討を行い、先行的な技術研究に着手します。

火星探査機打ち上げ

また、はやぶさ、はやぶさ2に続き、2024年に探査機を打ち上げ、火星の衛星フォボスから岩石の試料などを2029年に持ち帰って分析する世界初となるMMX計画も進めます。実際のところ、火星圏からのサンプルリターンの成功事例はないんですよね。

アルテミス計画とカーボンニュートラル

月での有人活動などを行うアルテミス計画についても、米国との合意に基づき、ゲートウェイの機器開発等に引き続き取り組みます。さらには、2050年カーボンニュートラルに貢献する宇宙太陽光発電の実用化や、宇宙活動を支える輸送システムの開発など、必要な施策を強化していくようですね。

まとめ

最後に宇宙基本計画工程表改定に向けた重点事項のポイントをまとめたものがこちらになります。来年以降の動向となりますので、じっくりとご覧ください。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

 

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