【宇宙ビジネス~2021年JAXAニュース⑮~】JAXA、超音速機技術の実用化を目指し国内体制を構築!

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【宇宙ビジネス~2021年JAXAニュース⑮~】JAXA、超音速機技術の実用化を目指し国内体制を構築!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXA、超音速機技術の実用化を目指し国内体制を構築!」について述べますね。

国内の超音速機技術の研究開発


Credit:JAXA 超音速機のイメージ

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)、一般財団法人日本航空機開発協会、一般社団法人日本航空宇宙工業会、三菱重工業株式会社、川崎重工業株式会社、株式会社SUBARU、及び株式会社IHIは、2021年3月31日に、国内の超音速機技術の研究開発を連携して進めていくための協定を締結したと発表しました。

2030年頃に想定される超音速機の国際共同開発に参画することを目指し、技術ロードマップの策定や国際共同開発に向けた協力体制を実現するための活動を協議するJSR(Japan Supersonic Research)協議会を設置したようです。

研究開発の目的

少し補足すると、現在の航空機は音よりも遅く、マッハ0.8程度で飛行しており、日本から欧米までの飛行時間は12時間以上かかりますよね。ですから、音よりも速く倍の速度で飛行出来れば、飛行時間は半分になり6時間程になります。

先日、ユナイテッド航空がブーム・スーパーソニック社と超音速機の購入に関する契約を結んだと発表したばかりなので、もちろん意識しているのだと思いますね。

実際、就航すればコンコルド以来の超音速旅客機となりますので。JAXAは、超音速機の技術的な課題解決に向けて、空気抵抗を下げて燃費を良くする技術やソニックブームが小さくなる機体設計技術の研究開発を進めております。

JSR協議会の設置によって、JAXAと産業界が連携して研究開発を推進する国内体制構築が可能になったということです。コンコルドと比較して、燃費の改善や衝撃波が生む爆音を低減させれば、新たな商機になるかもしれませんね。

 

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