【宇宙人映画を語る~バトルシップ編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

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【宇宙人映画を語る~バトルシップ編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

 

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、いつもの、教育家兼映画脚本家のいっしーこと、石橋勇輝さんです。宜しくお願いします。いっしー、通常は映画がヒットすると、いろんなゲームとかになるよね。でも、今回のバトルシップは順番が逆なんだよね。何と元々はボードゲームだったような気がするけど、いっしーは知ってるかな。」

いっしー「そうですね。実は古典的なボードゲームで、紙の上に鉛筆で書いても出来るゲームなんです。」

編集長「そういうゲームなんだ。考えてみると、ゲームを原作とする映画はポケモンやドラゴンクエストのように結構あるよね。今回もね、3つ位に論点を絞り、語ってもらおうかな。では、いっしー、早速、1つ目の論点はどうですか。」

論点1:ボードゲームならではのツッコミどころ満載

いっしー「ボードゲームの話からいきたいと思うんですが、ボードゲームは、もともと軍艦ゲームで、二人でやるゲームなんですけど、片方が船の位置を決めて、向こう側が魚雷を打ち込んで船の位置を発見するっていうゲームなんです。結構、面白いですよ。

こういう原始的なゲームを映画化しようというのが、ぶっ飛んだ発想でアメリカ人らしいというか。逆にツッコミどころ満載なので、そこも、ちょっとご紹介したいなと。宇宙人っていうのは、もともとボードゲームには、ないんですよね。無理やり入れてきたので、宇宙人が頭が悪かったりとか。ほんとに地球人を攻め落とそうとする気があるのか、ちょっと心配になる位優しかったりとか、そういうのが結構あるんです。

主人公の設定も、ちょっと雑でして、ニートで飲んだくれだったのに、いつも間にか凄い出世して強い軍人になっているとか、いろいろツッコミどころがありますので、チェックしていただければと思います。」

編集長「でもね、良く分かりましたよ。今回は、なぜか、宇宙人の印象が弱いよね。宇宙人映画としては。今、ボードゲームの話聞いていたら、後付けだったのが分かって納得しました。宇宙人いなくても、海軍の物語で成り立ってしまっているよね。むしろ、そちらの方が良かったかもしれないよね。

ボードゲームのまま、やった方が。あと、ニートからの異例の大出世は、人間というか若者は成長するぞ、というメッセージにもなっていて良いですね。人間は何かのきっかけで変わるからという良いメッセージがありますよね。。」

いっしー「教育的なメッセージがありますね。そう捉えると感動的な映画ですよね。」

論点2:興業的には大失敗

編集長「では、2つ目の論点はどうですか。」

いっしー「このようにツッコミどころ満載の映画ですので、興行収入では開きが出まして。日本では大ヒットしたんですけど、アメリカでは大失敗してしまって、映画ワーストランキングでトップの方だったんです。これはパールハーバーで日本兵とアメリカ兵が協力して戦うという、際どい設定を作ってしまったところに原因があるのかなと思うんですね。その辺いかがでしょうか。」

編集長「僕もそこは全く同じで、パールハーバーを攻める宇宙人と、日米共同で戦う設定が悪かったようにも感じますね。実は私、パールハーバーを訪れたことがあるんですけど、微妙に日本人が行きにくい雰囲気が出てましたよ。居心地が悪かったです。日本人も少なくて、視線も冷たいような気がしました。『パールハーバーを忘れるな』は格言にもなっていますからね。」

いっしー「歴史問題を感じさせるテーマではありますよね。逆に日本人の国民性としてはアメリカと手をつないで戦うというところに、これだけ共感の声を寄せられたっていうことなんです。」

編集長「それは日本人としては良かったですよ。日本人としては、良い意味で歴史を乗り越えていこうっていうのがあるかもしれませんからね。では、3つ目の論点はどうですか。」

論点3:軍事面でのリアルな考証が入っている

いっしー「大分ネガティブな側面を言ってしまったので、3つ目は良いところを言おうかなと思います。それは軍事面でのリアルな考証が入っているところが、この映画の大きな強みかなと思いますね。実際に登場する退役軍人の方々は、ほんとにリアルなアメリカの元海軍兵だったりとかですね。あとは実際に登場する戦艦、アイオワ級戦艦ミズーリもですね、CGではなくて本物を用いて撮影しているところが、軍事オタクとか軍事に関心のある方々の心をわしづかみにするようなリアルな描写がいっぱいあるように思いますね。」

編集長「確かに海軍オタクにしたら、航行シーンとか観ても、CGではなく本物だとグッとくるものがあるし、綺麗に出来過ぎていなくて逆に自然で良いですよね。あと、両足義足の元軍人や終盤に登場する退役軍人も本物の俳優ではないですけど、雰囲気が醸し出てますよね。」

いっしー「オーラが違いますよね。歴戦を戦い抜いてきたので。」

編集長「日本でヒットし、米国で失敗と、少し複雑な気分になる映画なんですけど、人種や国籍が違うと感じ方も違うということは学べたと思います。」

いっしー「確かに映画を通して文化的な感じ方とかね。」

まとめ

編集長「世界中で大ヒットするのは、稀有な映画なんでしょうね。そういった映画を紹介していきたいですね。では、次回もお楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

 

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