【宇宙ビジネス~2021年JAXAニュース⑭~】JAXAとHonda、循環型再生エネルギーシステムの実現性検討を開始!

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【宇宙ビジネス~2021年JAXAニュース⑭~】JAXAとHonda、循環型再生エネルギーシステムの実現性検討を開始!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXAとHonda、循環型再生エネルギーシステムの実現性検討を開始!」について述べますね。

循環型再生エネルギーシステムの実現性検討を開始

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と株式会社本田技術研究所(以下、Honda)は、人が長期間にわたって宇宙で滞在・活動するための環境構築を目指し、酸素や水素、電気を有人拠点や移動用車両に供給するための循環型再生エネルギーシステムに関する共同研究を進めておりますが、同システムの実現性検討を共同で開始することになりました。

月面での循環型再生エネルギーシステム

 

まずは、月面での循環型再生エネルギーシステムの活用イメージ図をご覧になってください。こんな感じです。

宇宙で人が生活するためには、水や食料に加え、呼吸のための酸素、燃料となる水素、諸活動のための電気が必要ですよね。

それらを地球から補給することなく宇宙で入手するためには、太陽エネルギーにより水を電気分解して酸素と水素を製造する高圧水電解システムと、酸素と水素から電気と水を発生させる燃料電池システムを組み合わせた循環型再生エネルギーシステムを構築することが解決策の一つになるんです。

システム概念図

 

このシステム概念図は、こんな感じになります。酸素は有人拠点で活動する人の呼吸用として活用、水素は月面を離発着する輸送機の燃料として活用することを想定しているんですね。

また、酸素と水素を使って燃料電池システムで発電し、有人拠点や移動用車両などへ電気供給することも想定しています。Hondaの高圧水電解システムは、水素を圧縮するためのコンプレッサーが不要なため、コンパクト・軽量で、宇宙輸送の大きな課題である積載容量・質量の低減化に貢献するんですね。

まとめ

先日、数年前から小型ロケットを開発していて、宇宙事業参入を発表したHondaとJAXAの有する強みがコラボすれば、世界でも勝てそうな気がしてきますね。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

 

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