【宇宙人映画を語る~ヴァレリアン 千の惑星の救世主編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

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【宇宙人映画を語る~ヴァレリアン 千の惑星の救世主編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、いつもの、教育家兼映画脚本家のいっしーこと、石橋勇輝さんです。宜しくお願いします。いっしー、今回のヴァレリアン 千の惑星の救世主は、興行収入では大コケした映画なんですよ。知ってましたか。製作費を200億円以上かけているから、しょうがないのかな。」

いっしー「それは意外ですね。めちゃくちゃ好きだったんですけどね。」

編集長「大作なんだろうけど、少し分かりにくいよね。今回もね、映画の理解が進むように、3つ位に論点を絞り、語ってもらおうかな。では、いっしー、早速、1つ目の論点はどうですか。」

論点1:奇想天外な着想の数々

いっしー「このSF映画はですね、大コケした理由かどうか分からないですが、いろんな新しいSF的なアイディアが詰め込まれてまして。一番面白いなと思ったのは、冒頭のシーンでバーチャル・マーケットというのが出現するんですね。
 
実際はアラビアのような砂漠地帯なのに、グラスをつけるとそこに巨大なマーケットが出現するっていう設定になってまして。これは現代のVR技術の発展の未来を思わせる展開だなって思うんですよね。最近だとデジタルツイン放送なんていうのもあると思うんですけど、VR空間に現実世界の工場とか施設とか、すべての情報をコピーして、そこにもう一つの都市を作るという構想が進行しているんと思うんですけど、それに近いものを感じたんですね。
 
同時に、セキュリティの問題を上手く指摘してまして、砂漠地帯で人々がグラスをつけて動き回っているんですけど、監視している人間がいるんですよね。監視している人間にとっては、人々が砂漠をさまよっているようにしか見えなく、いくらでも攻撃出来るっていう描かれ方をしていたので、デジタル世界で行動しているのを見張っている人がいるんじゃないかと。そういう視点もあるかなと。最初、難しい論点になってしまいましたが。」

編集長「ここ数日間でもデジタルツインって言葉が大手新聞でも出てましたね。そもそも、デジタルツインが注目を集めるようになったのは、IoTの普及があったからだよね。
 
エンタメ系では、これからデジタルツイン活用のサービスが続々と生まれそうだけど、先に映画で描いたのは先見性がある。ただ、客観的な視点で、セキュリティ問題を露呈してしまっているよね。」

いっしー「そうですよね。」

編集長「では、2つ目の論点はどうですか。」

論点2:千の惑星の市場・アルファの魅力的な描写

いっしー「この映画の主な舞台になるのはですね、千の惑星の市場・アルファっていう名前の不思議な、惑星ではないんですけど場所がありまして。凄まじい地球の進化バージョンみたいな宇宙ステーションなんですね。
 
宇宙ステーションにはですね、宇宙のすべての種族が集まっていると言われてまして、その中で描かれる宇宙人が独特で面白い。例えばですね、金融業に特化した宇宙人とかですね、神経が敏感すぎて神経科学に特化した生命体とか、その種族の特徴を生かした職業に従事しているんですね。地球のいろんな職業の比喩みたいに思いましたね。
 
あと他にはですね、ある特殊なクラゲをかぶると、宇宙のどんな離れた場所にいる相手とも交信することが出来る。でも、1分以上かぶっていると、そのクラゲに食べられてしまうという変わったクラゲがいたりとか。あと、何にでも変形出来るタコ型宇宙人というのも出てくるんですね。タコ型宇宙人は究極の踊り子であると同時に世界のすべての詩人の詩を覚えているという、魅力的な方なんですけど。僕はこのキャラクターが凄い好きなんですよね。」

編集長「最後もね美しくね、散ってしまう感じですよね。この宇宙ステーションでの宇宙会議は、私の理想郷かもしれないですね。地球だと人種のるつぼのニューヨークなんかも面白いけど、やっぱり、多種多様な宇宙人が集まっているところが興味深いよね。Space Bizでも一度やってみたいね。いっしーの方は宇宙人のどんな能力に憧れますか。」

いっしー「やっぱり、僕としては、いろんなものに変形出来る自由さは憧れますね。」

編集長「変幻自在だと、もとの姿はどうなんだと思うよね。念いの世界だけで変わっているように感じますね。」

いっしー「編集長はどうですか。」

編集長「僕はどうですかね。僕も近いかもしれない。相手が望む姿に変わっていくっていうのが良いかな。相手も喜んでくれるから。では、3つ目の論点はどうですか。」

論点3:ところどころに散りばめられた名言の数々

編集長「僕はどうですかね。僕も近いかもしれない。相手が望む姿に変わっていくっていうのが良いかな。相手も喜んでくれるから。では、3つ目の論点はどうですか。」

いっしー「この映画はですね、リュック・ベッソン監督、フランス人監督なんですけど、本気が詰まった映画だなと感じる瞬間がいくつもあって。それはですね、セリフにある種の凄いメッセージが込められていると思うんですね。
 
ここには、愛が大きなテーマとなっておりまして、本作にはユダヤ人にあたるような種族パール人っていうのが登場するんですけど。パール人は、ある種自分とは直接関係のない核戦争に巻き込まれてしまって、宇宙を放浪することになるですね。
 
でも、最終的には自分の惑星を滅ぼした将軍に対して『あなたを許します。』ってことを言うんですね。『あなたの最大の敵はあなた自身です。』っていう感動的なシーンがあるんですね。
 
許しの愛っていうのが、凄く本作を貫くテーマなんじゃないかなと思うんですね。全体的にはコメディなんですけど、随所でセリフとかテーマとかは、かなり深いところがあるんじゃないかなと思いました。」

まとめ

編集長「愛がテーマの映画だと言えるけど、なぜかフランス人監督だとしっくりくるよね。男女の恋愛だけにとどまらず、愛は許すことと高尚な愛まで高まっているのは凄いね。」

いっしー「確かに。もともと、フランスの漫画が原作なんですよね。」

編集長「そうかそうか。憎しみを捨て、愛をとれ!ということかな。こういう未来社会を描いた、深い作品は1回観ただけで、すべては理解出来ません。ですから、この対談観た後に、もう一度観てみてください。きっと、映画のポイントが整理されて観れるよね。
 
ただ、もう少し分かりやすく描いていれば、大コケしなかったのに残念。では、次回もお楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

 

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