【宇宙人映画を語る~未知との遭遇編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

宇宙ビジネス情報サイト~宇宙エンタメから宇宙文化の創造へ~ Spacebiz(スペースビズ) > Space Biz TV > 【宇宙人映画を語る~未知との遭遇編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

Pocket

【宇宙人映画を語る~未知との遭遇編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。本日も対談の相手は、教育家兼映画脚本家のいっしーこと、石橋勇輝さんです。宜しくお願いします。いっしー、今回は何と44年前の1977年公開の映画にしようと思っているんだけど、どうかな。」

いっしー「いいですね。やっぱり、古典から。」

編集長「実は今回の未知との遭遇なんだけど、何回か見ているんですけど、宇宙人に興味持ってから見てみると、一番面白く感じましたね。不思議ですね。では、今回もね、3つ位に論点を絞り、語ってもらおうかな。では、いっしー、早速、1つ目の論点はどうですか。」

 

論点1:本作は創作というよりは、かなり啓蒙的な映画

いっしー「まずですね、これは何度何回観ても、深く味わえる作品なんですね。その理由はですね、単なる創作ではなくて、かなり実証的な研究の内容が入った啓蒙的な映画になっているからなんです。で、実はスーパーバイザーを務めているのが、元アメリカ空軍のUFO研究部顧問のジョーゼフ・アレン・ハイネック氏なんです。この映画の題名自体は、原題がですね、『第三種接近遭遇』という題名なんですけども、第一種,第二種,第三種と宇宙人との遭遇の仕方を段階として分けている中の第三種。第三種というのは、実際に円盤を近距離で目撃し、且つ搭乗員とコンタクトを果たすというのが第三種接近遭遇なんです。これで思い出すのが、『フォース・カインド』という映画がありましたよね。衝撃的な映画なんですけど、これは第四種ということで、ハイネック博士の定義に加えて、実際にチップを埋め込まれたりしてしまうという第四種なんです。ですから、研究内容に密着したものになっていると言えます。」

編集長「確かに第一種,第二種,第三種とすべての接近遭遇が映画に入ってますね。地球人の目覚めに応じて、段階的に導いているようにも見えますよね。これは宇宙人の教育ですかね。」

いっしー「いきなり来てしまうとパニックになってしまうので、徐々に徐々に教育。」

編集長「一応、補足で第一種と第二種ってどんなものかって、ちょっとだけ簡潔に短く。」

いっしー「第一種はUFOを至近距離で目撃するっていうことです。第二種は定義が微妙なんですけど、円盤が周囲の環境に対して、何らかの物理的影響を与えることなんです。例えば、風が吹いてきて草がなぎ倒されるとか。それで、第三種で搭乗員と接触すると。」

編集長「これは段階的ですね。面白いですね。日本人だと、中々、第三種までいっている方はいないと思うですけど。アメリカだとそういう方いますよね。では、2つ目の論点はどうですか。」

 

論点2:映画を観終わった後に耳にこびりつく「音階」

いっしー「やっぱり、この映画を観終わった後、必ず、耳にこびりついている音階についてお話したいと思うんですけど。これは裏話で『レ・ミ・ド・ド・ソ』の5音なんですけど、スピルバーグ監督が宇宙人と交信を果たすために音楽としてシンプルな音階が欲しいということで、当時音楽をつくっていたジョン・ウィリアムズさんに注文して。ほんとはウィリアムズさんは7音以上ないと面白いものはつくれないと言ったんですけど、スピルバーグ監督は5音、このシンプルさがいいんだと言って、徹底的に何パターンもつくらせて何百種もつくらせた上で、ようやく、この音だっていうのを探り当てたらしいんですよ。ということで、実際、耳にこびりつく音階になっているんじゃないかなと。」

編集長「でも、あんな短いリズムで、こんだけインパクト残すのは凄いかもしれないね。研究に研究をしつくしたのかもしれないね。第三種接近遭遇前に音楽でコミュニケーションとっているのは面白いですね。これは、宇宙人だけでなく、地球でも音楽の大好きな吹奏楽団の方々と話す時は音楽だけでもコミュニケーションとれるかも。さすがに宇宙語までいくと何万種類あるのか分からないので、テレパシー能力は持っている気がしますね。」

いっしー「そこまでいっちゃうと、音楽すらいらない領域に入ってしまいますね。」

編集長「そうですね。では、3つ目の論点はどうですか。」

 

論点3:本作での宇宙人遭遇体験はある種の宗教的な体験

いっしー「本作は凄く宗教的な色彩が強い映画になっているかなと思いますね。本作のプロットというか、実際のあらすじはですね、モーセの出エジプト記になぞられてつくられていると言われています。映画の中でもほのめかされていて、テレビの中でも出て来ます。スピルバーグ監督自身がユダヤ人であるということも関係しているのかもしれません。主人公はですね、主人公達は夢の中で見たイメージを何度も何度も繰り返し見て、それを実際模型でつくってしまったりですとか、目に見えないビジョンに導かれて、周囲の反対を押し切って約束の地に向かうみたいな話になっているんですよね。約束の地でUFOを目撃するんですよね。神の降臨のような形で。」

編集長「なるほど。言われてみると納得するよね。私は主人公が『一見バカなことでも視点を変えれば正しいと分かる』という言葉が印象に残りましたね。視点を時間軸で考えると、早すぎても理解されないことは歴史を振り返ると良くありますからね。発想においては、同時代において変人じゃないと世の中を変えることが出来ないかも。」

いっしー「スティーブ・ジョブズさんの『Stay foolish.』じゃないですけど、crazyだったりfoolishじゃないと変えていけないのかもしれませんね。」

 

まとめ

編集長「日本でもエリア51みたいな場所があると、スピリチュアル体験をする方が増えそうですね。次回もスピルバーグ監督が関わったSUPER8にしましょうか。では、お楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

 

■未知との遭遇 > https://amzn.to/3iiLUJN

■Space Biz TV(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/c/SpaceBiz/featured

関連記事

ニュース&イベント

  • ニュース

    宇宙ビジネス関連の最新ニュースを発信中!

  • イベント

    宇宙ビジネス関連の最新イベント情報を発信中!

youtube

チャンネル登録はこちらから

新着記事