【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談㉛】韓国、10カ国目となるアルテミス協定に合意?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「韓国、10カ国目となるアルテミス協定に合意?!」です。

韓国とNASA アルテミス協定に合意

5月下旬に韓国科学技術情報通信部と米国航空宇宙局(NASA)はアルテミス協定に合意したと発表しました。こちらはですね、米韓ミサイル指針撤廃に伴う合意と言えます。

韓国のミサイル射程を800kmで制限したものを撤廃しているので、北朝鮮,中国,ロシアからの反発が出るでしょうし、この3カ国はアルテミス協定の蚊帳の外なんですよね。

アルテミス協定の参加国

アルテミス協定は月探査などの宇宙探査や宇宙資源利用に関する基本原則なのですが、法的な拘束力はないんです。

昨年2020年10月に日本,米国,カナダ,英国,イタリア,ルクセンブルク,アラブ首長国連邦(UAE),オーストラリアの8カ国が合意し、その後11月にウクライナが合意しております。ですから、バイデン政権では初の合意国となりますね。

日本にとっても月探査に関する初めての国際ルールなので、ポイントを簡潔にお伝えすると、宇宙活動は平和目的で実施,科学的データなどの透明性の確保,宇宙滞在者への緊急支援,アポロ計画の遺産を遺すこと,他国の活動への不干渉,スペースデブリへの対策などです。

まとめ

韓国は来年2022年に月周回衛星(KPLO)をNASAと協力して打ち上げる予定なのですが、今年2021年新型国産ロケットヌリ号(KSLV-Ⅱ)が打ち上げ成功すれば、韓国の宇宙開発に弾みがつきそうですね。

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