【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談㉙】「オーストラリア国防省、2022年にも空軍内に宇宙部門を新設?!」
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「オーストラリア国防省、2022年にも空軍内に宇宙部門を新設?!」です。
オーストラリア、空軍内に宇宙部門を新設
5月中旬にオーストラリア国防省は、来年2022年初めにも空軍内に宇宙部門を新設すると発表しました。今後10年間で70億豪ドル(約5920億円)を投じる予定で、陸軍や海軍からも人材を投入して体制を整えていくようです。
これはですね、中国やロシアを念頭に置いて、人工衛星などの防衛が目的かと思われますね。
世界の宇宙軍事動向
2019年に米国が宇宙軍を創設し、2020年には日本でも航空自衛隊の中に宇宙作戦隊が設置されたのは記憶に新しいところです。
実際、既に中国やロシアでは他国の人工衛星を破壊したり、レーザーや電磁パルスで攻撃する能力は持っているんです。
もっと言えば、衛星からデータを盗んだり、ハッキングで機能を停止する技術も持っていると推測されています。
フランスも2017年にロシアから通信系のスパイ行為を受けたので、2019年に宇宙軍を創設し2023年に監視を目的とする人工衛星を打ち上げる予定なんです。
オーストラリア空軍トップのハプフェルド本部長は『宇宙の軍事化を推し進めることではない』と述べており、宇宙軍拡に進む国に対して防衛力をつけるといったことでしょうか。
まとめ
地上においても、宇宙においても、日本はオーストラリアやインドなどと連携して防衛力を高めていくことが必要だと思いますね。
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