【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談㉗】中国初の小型衛星スマート生産ラインで1基目が完成?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「中国初の小型衛星スマート生産ラインで1基目が完成?!」です。
中国初の小型衛星スマート生産ライン
Credit:Xinhua Japanese
中国大手メディアによると、5月中旬に中国湖北省武漢市の国家航天(宇宙)産業基地衛星産業パークにある、中国初の小型衛星スマート生産ラインから1基目がラインオフしました。
こちらのスマート生産ラインは、2019年に建設が始まり、正式に稼働する条件が整ったようです。
生産効率の変化
人の生産効率を10倍以上高める計画で、小型衛星の生産効率は40%以上, 1基あたりの使用面積は70%以上減らし、1基あたりの生産期間を80%以上短縮させるようです。
また、1トン以下の小型衛星の年間240基の組み立てや試験の需要も満たすことが出来るんですね。
先端技術の採用で、生産過程の正確な状況把握,生産工程においてはリアルタイムの品質管理と、すべての生産過程でデータ収集や制御などを実現しています。
OneWeb社とAirbus社の合弁子会社の影響
こうした情報が入ると、私としては、OneWeb社とAirbus社の合弁子会社が、2019年にフロリダ州で完成させた、衛星を大量生産出来る施設を思い出しますね。同時期ですし、将来は1週間に15基製造が可能と話題性もあったので、おそらく、何かしらの影響は与えていると思います。
まとめ
中国が小型衛星の量産化に入ることを示しているニュースと言えますが、日本では、まだ難しいんですかね。
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