【宇宙人映画を語る~ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

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【宇宙人映画を語る~ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みの教育家兼映画脚本家のいっしーこと、石橋勇輝さんです。宜しくお願いします。いっしー、前回はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーって予告したよね。でも、ちょっぴり変更になりました。MIBは順番通りにやったけど、最後の家族愛に感動したので、二作目のリミックス編から対談しようかなと。続編だけど、リミックス編から見ても分かるよね。」

いっしー「そうですね。ざっくり、あらすじというか。」

編集長「宇宙人映画は個性の強いキャラクターが出てくることが多いけど、クセの強いというか個性が際立っているよね。今回もね、3つ位に論点を絞り、語ってもらおうかな。では、いっしー、早速、1つ目の論点はどうですか。」

論点1:レトロヒューチャーなビジュアルエフェクト

いっしー「1つ目の論点はですね、マーベル映画だけあって、凄くビジュアルにこだわった映画になっていると感じますね。特にこのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズのモチーフとなっているのが、何かっていうとこなんですけど、レトロフューチャーっていうコンセプトがあって、古くて新しいっていうことなんですけど。本作には、80年代ネタが満載なんですね。どこまでお気付きになるか分かりませんが、例えば、パックマンとか80年代の洋楽とか音楽プレイヤーなんかもいっぱい出てくるんですね。ソニーのウォークマンとかマイクロソフトのZuneっていうマイナーな音楽プレイヤーがあるんですけども、それが凄く鍵となる小道具として登場する形になっています。」

編集長「この論点は、映画をしっかり観ていないと見逃しますね。ウォークマンも出ていたけど、こちらはソニーが1979年に発売した初代ウォークマンなんですよね。マイクロソフトのZuneは日本では発売されていないんです。あと、パックマンに気付いた人は少ないんじゃないかな。では、次の2つ目の論点はどうですか。」

論点2:ウィットが感じられる宇宙人達

いっしー「2つ目はですね、このマーベル映画の面白さは、一つ一つのキャラクターが際立っているっていうところになると思うんですけど。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズは特に一つ一つの設定にミットが感じられる宇宙人が多いんですね。一つ挙げるとすると、今回敵となるソヴリン星人っていう宇宙人がいるんですけど、その宇宙人はですね、自分達の種族が優秀だと信じて疑わない種族なんですね。ルックスとしては、金ピカの肌をしています。ソヴリン星人は凄く軍事が強くて宇宙船を遠隔操作して戦闘するんですけど、それがほとんどシューティングゲームをみんなでやっている感覚なんですね。これが何を象徴しているかということを考えると奥深いというか。最近では、ドローンで攻撃してますよね。人の命を奪うということに罪悪感をいだかないような戦争スタイルが結構主流になってきてしまっているところを描いているのかなという気がしますね。」

編集長「確かに、そうかもしれないね。ゲームでやっているバーチャルの世界が現実でも起こり得てしまうということだね。あと、惑星ごとの宇宙人の個性が出ていて面白いですよね。地球では米国と中国の宇宙覇権争いが始まってるけど、スターウォーズのような宇宙戦争も過去あったんでしょうね。広大な宇宙では、惑星ごとに特色のある文化を持っている気がするので。宇宙から見ると、地球はどんな特色を持った文化に見えるんだろう、いっしー。」

いっしー「描かれている宇宙人って、一つの星で一つの文化、一つの価値観なんですけど。地球って、国ごと民族ごとに、ほんとにいろんな価値観と文化が入り乱れている感じがしますね。他の星とは凄く違って、いろんなものがひしめき合ってるデパートメントストアのような感じに見えるのかなというイメージがありますね。」

編集長「確かに、ヨーロッパ文化見てもね、アフリカ文化見ても、アジアの文化見ても、やっぱり違うよね。同じ惑星なのか同じ地球人としての違いが色濃く出ているかもしれないね。では、次の3つ目の論点はどうですか。」

論点3:隠れたテーマである家族

いっしー「本作はですね、実は隠れたテーマである家族っていうものに注目したいなと思いますね。この前、E.T.をやらさせてもらいましたが、家族がテーマでしたよね。本作の魅力っていうのは、どこにあるかというとですね。これを観て一番印象に残る、愛されキャラクターの中にベイビー・グルート、木男の赤ちゃんが出てくると思うんですけど、赤ちゃん役ですね。他にも一人一人が家族の一員として、パパであるとかママであるとか子供であるとか、そういった形で捉えられるキャラクターが織りなす、ある種の宇宙で展開されるシットコムですね。シットコムというのは、ホームドラマ型のシチュエーションコメディのことなんですけど、凄く心温めるような家族の物語なんですね。サザエさんのような感じですかね。それを宇宙で展開しているのが本作の特徴なのかなと。」

編集長「確かに、宇宙で展開されるシットコムと言われるとそうかもしれない。公式CMもあったよね。シチュエーションの一つとしては考えていたんだよね。主人公クイルの最後の場面での言葉『長い間必死に探し回ってるものって、すぐそばにあるのに気づかないだけ』って人生の真理ですよね。名作童話の青い鳥みたい。」

いっしー「ある意味、童話としても観れる教訓がありますね。最後はお葬式のシーンで終わりますよね。壮大なお葬式でしたね。」

編集長「宇宙でのお葬式っていうのも面白いなと思いましたね。初めてかもしれませんね。

まとめ

編集長「リミックス編から対談しましたけど、論点①を意識して、再度、観ると面白いかもしれませんね。パックマンに気付かなかった、あなた、ぜひもう一度観てみてください。」

いっしー「2023年には第三部が公開予定なので、その予習として観てもらえれば。」

編集長「次回もお楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

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