【宇宙ビジネス~2021年JAXAニュース⑪~】JAXAと鹿島建設、月面基地建設を想定した重機の遠隔操作実験成功!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXAと鹿島建設、月面基地建設を想定した重機の遠隔操作実験成功!」について述べますね。

JAXAと鹿島建設 月面基地建設を共同研究

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と鹿島建設株式会社(以下、鹿島)は、2021年3月に遠隔からの建設機械の操作および自動運転による施工実験を共同で行ったと発表しました。2016年から月面での無人による有人拠点建設を目指していて、共同研究を進めていたんですよね。

研究の概要

credit:鹿島建設

こちらの施工実験は、JAXA相模原キャンパスから1000km以上離れた、JAXA種子島宇宙センターの新設道路等整備工事に建設機械を遠隔で操作し、さらに相模原からの指令で自動運転に切り替えて作業を実施したところ、高い精度での施工が可能なことを確認したようです。

4G回線を使って、3~8秒の通信遅延が起きるとされる、月面との交信環境を再現しながら行われ、自動運転に切り替えた後も決められたルート通りに動きました。確かに数秒先を予測して、障害物を避けて動かすのは簡単ではないかもしれませんね。

背景

そもそも、共同研究の背景には、将来、月面に有人拠点や水素プラントを建設する場合、多くの方を送り込むのは難しく、無人での施工が想定されているからなんです。

まとめ

地球で出来ない仕事は、宇宙でも出来ませんので、海外をも含めた様々な状況で実験を行うことが成功の近道でしょうか。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

 

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