第1回衛星データ分析コンテスト「Tellus Satellite Challenge」
経済産業省では、衛星データを活用したビジネス創出を促進する立場から、2018年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業を実施し、ユーザにとって使いやすい衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の開発を進めております。
衛星データの利用の推進と衛星データを分析・活用できる人材を育成・発掘する観点から、第1回衛星データ分析コンテスト「Tellus Satellite Challenge」の開催を決定。近年、宇宙由来のデータをビッグデータの一部として、様々なデータと組み合わせることにより、農業やインフラ管理、金融等の様々な分野における課題に対してソリューションを提供していくことが期待されています。
今回のコンテストでは、昨今自然災害が多発していることを踏まえ、防災分野における衛星データの活用促進、災害時の土砂崩れの迅速把握の点から、衛星データSARを用いた土砂崩れ検知がテーマとなります。具体的には、衛星画像データから土砂崩れの起こった領域を自動検出するものです。
開催概要 テーマ:衛星データSARを用いた土砂崩れ検知
参加費:無料
懸賞:1位 賞金100万円
2位 賞金 60万円
3位 賞金 40万円
2018年12月18日の宇宙データビジネスフォーラムでコンテストの表彰式があり、1位は郁青氏が受賞しました。2ヵ月余りで544人の参加と3400モデルの応募実績がありました。第2回衛星データ分析コンテストは、2019年早い段階で開催予定とのこと。データとして、先進的宇宙システム(ASNARO-1)による高分解光学データを活用する背景は、海外では商用利用が進んでいることが理由のようです。コンテストの開催を重ねることにより、衛星データを当たり前に使える環境が近づくかもしれません。