【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース⑯~】H3ロケットの後継機は再使用型で2030年にも打ち上げ!

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【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース⑯~】H3ロケットの後継機は再使用型で2030年にも打ち上げ!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「H3ロケットの後継機は再使用型で2030年にも打ち上げ!」について、述べますね。

再使用型の国産1号機を開発

5月中旬に文部科学省の有識者検討会は、打ち上げたロケットの一部を使い回す再使用型の国産1号機を開発し、2030年頃の打ち上げを目指す中間報告をまとめるようです。

打ち上げごとに機体を使い捨てるのではなく、繰り返し使うことで費用を大幅に下げることを目指すんですね。

打ち上げ費用の違い

現在ですと、H-ⅡAロケットの打ち上げ費用は約100億円で、H3ロケットになると約50億円に抑えられると言われています。

そして、今回の再使用型ロケットを開発すれば、25億円程度まで引き下げられるようです。

CALLISTO(カリスト)プロジェクト

既にJAXAは、1段再使用飛行実験CALLISTO(カリスト)プロジェクトを行っています。

打ち上げから着陸、再使用までの一連の運用における重要技術として、誘導制御技術,推進薬マネジメント技術,エンジン再整備技術などが必要です。

そのため、小型実験用ロケットを高度約100mまで打ち上げ、直立姿勢のまま再着陸する実験を通じて、これらの技術に関する知見を獲得していくようですね。

まとめ

国際的なロケットの標準が、使い捨てから再利用型へと変わる転機になるかもしれません。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

 

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