【宇宙ビジネス超入門】2021年4月の動向(YouTube)

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。

お元気でしたか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2021年4月に起こった私の気になるトピックニュースを3つご紹介します

ispace、UAEとペイロード輸送契約を締結

credit:ispace

4月中旬にispaceとUAEドバイの政府宇宙機関であるMBRSCは、ペイロード輸送サービスを締結しました。航行時における通信や電力などの提供も合意です。

アラブ諸国初の月探査ミッションである、Emirates Lunar Missionを実現するMBRSCは、月面探査ローバーRashidの開発を進めており、ispaceのランダー月着陸船によって月に輸送される予定なんです。

国際的なバリューチェーンを有効に活用する良い事例であり、結果として、官民の連携を促進させたり、UAE国内に新たな宇宙経済圏をつくる、きっかけにもなりますので、良いことだらけですね。

有人月面着陸船、NASAがスペースXと契約

credit:spacex

4月中旬にNASAはアルテミス計画で使用する、月面着陸船の開発企業にスペースXを選定したと発表しました。

スペースXは、ブルーオリジン,ダイネティクスと競合しておりましたが、競合を大幅に下回る金額で契約を勝ち取ったようです。契約の金額は、28億9千万ドルです。

アポロ計画以来初めての宇宙飛行士の月面着陸は、こちらスペースXのStarshipが行うことになりました。

ただ、トランプ前政権は、2024年に有人月面着陸の実現を目指していましたが、バイデン政権では、予算不足などもあり後ろ倒しになる可能性が気がかりですかね。

NASAが火星でヘリコプター飛行に成功

credit:NASA

4月中旬にNASAは火星に着陸した無人探査車Perseverance(パーシビアランス)が搭載する、ヘリコプターIngenuity(インジェニュイティ)が火星での飛行実験に成功したと発表しました。地球以外の惑星での動力飛行は人類史上初になります。

火星の大気は地球の約1%しかなく、飛行の難易度は高かったんです。自律型遠隔飛行で、今回の鮮明な動画を撮影したのは、何と無人探査車Perseveranceなんですよ。

。ヘリコプターIngenuityの方は、今回を含め5回の飛行実験を計画しています。技術実証はしますが、科学的な研究は行わない予定です。

補足

credit:本田技研工業

実は、驚くべくニュースが、もう一つあります。ホンダが数年前から、小型ロケットの開発を行っていることを明らかにしました。世界のホンダ、期待値は高いですね。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

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