【宇宙ビジネス超入門】2021年3月の動向(YouTube)
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。
お元気でしたか。
本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2021年3月に起こった私の気になるトピックニュースを3つご紹介します。
前澤友作氏と月に行くクルーを世界中から8名募集
Credit:SPACE TODAY
3月上旬に前澤友作氏はSpace X社が開発を進めている超大型ロケットStarshipに乗って、世界初、民間人による月周回宇宙プロジェクト「dearMoon」の同乗者を世界中から8名募集することを発表しました。
このプロジェクトは、2018年の歴史的発表から2年半ぶりのアップデートとなります。前澤友作氏が、Starshipによる民間人初、月周回計画の全席の権利を取得したことにより始動したんですよね。
クルーの募集は、何と世界249の国と地域から約100万件の応募がありました。日本からは約7.6万件です。宇宙旅行の反響は凄いですね。
ロシアと中国、月基地建設で合意し、アルテミス協定に対抗
3月上旬にロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは、ロシアと中国が月探査などを行う、国際月科学研究基地建設の政府間合意を発表しました。
この基地は、月面もしくは月の軌道上に建設され、月の探査や観測,科学実験などを行う予定で、長期滞在も視野においています。実験・研究施設の複合体として設計されるので、参加を希望する国は、使用することが出来るようです。
これは、昨年2020年10月に日米欧など8カ国が、アルテミス協定合意したことに対抗していますね。バイデン大統領になってから、国際情勢が動き出しています。
全国初、自治体主導の福井県民衛星すいせん打ち上げ成功
Credit:福井県
3月下旬に福井県と県内企業が連携して開発した超小型衛星すいせんが、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げに成功しました。
すいせんは、縦横60cm,高さ80cm,重さ100kgの超小型衛星で、上空600kmから撮影した画像は地上2.5mのサイズを識別出来ます。宇宙ベンチャー企業の株式会社アクセルスペースが設計したものですね。
福井県は地域活性化を模索していたのですが、次なる産業として、人工衛星の製造と衛星データの利活用にたどり着いたようです。災害状況を知ったり、防災の情報源にもなりそうですね。
まとめ
動向を見ると、民間人による月周回宇宙旅行,アルテミス協定に対抗する月基地,自治体主導の県民衛星と、宇宙ビジネスのマーケットが広がる動きは続いていますね。
ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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