【宇宙ビジネス~2021年JAXAニュース⑧~】JAXAとNTTデータ、3次元地図を高精度化する共同研究開始!

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【宇宙ビジネス~2021年JAXAニュース⑧~】JAXAとNTTデータ、3次元地図を高精度化する共同研究開始!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXAとNTTデータ、3次元地図を高精度化する共同研究開始!」をご紹介します。

JAXAとNTTデータ 3次元地図で共同研究


Credit:JAXA

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、人工衛星に搭載したレーザ高度計を活用した3次元地図の高精度化に関する共同研究を2021年1月から2022年3月にかけて実施します。

光を活用するレーザー高度計

Credit:JAXA

レーザ高度計とはですね、自身が発射したレーザが対象で、反射した光を受信し、送受の時間差を計測することで対象までの距離を測る装置なんです。これまでに地上・車載・航空機搭載等で多くの観測例があります。

宇宙からの地球観測に用いることで、通常の衛星画像では、直接観測の難しい樹木や植生に覆われた地盤面を高精度に観測することが出来ます。

宇宙機搭載としては、小惑星探査機はやぶさ等に搭載された実績もありますが、それらに比べて軌道高度が高く、レーザパワーが約1000倍近く必要となる、地球観測用レーザ高度計に向けて研究開発を行っているんですね。こちらが参考図となります。

本共同研究では、JAXAのレーザ高度計に関する技術とNTTデータの3次元地図に関する技術を掛け合わせて、樹木や植生に覆われた森林域における3次元地図作成の技術課題の解決を図るとともに、防災をはじめとする多様な分野で活用される3次元地図の高精度化に取り組みます。

まとめ

NTTデータは、これまで全世界デジタル3D地図サービス「AW3DⓇ」を世界130カ国以上を対象として展開してきました。

こちらは、世界初の2.5m解像度で世界中の陸地の起伏を表現したデジタル3D地図サービスなんですよね。

本研究の成果を用いて、デジタル3D地図サービスにおいて世界のハザードマップ等の高精度化を目指していくようですね。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

 
 

■JAXAニュースリリース https://www.jaxa.jp/press/2021/03/20210326-1_j.html

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