【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース⑨~】全国初、自治体主導の福井県民衛星『すいせん』打ち上げ成功!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「全国初、自治体主導の福井県民衛星『すいせん』打ち上げ成功!」について、述べたいと思います。
福井県民衛星 打ち上げ成功
Credit:福井県
3月下旬に福井県と県内企業が連携して開発した超小型衛星『すいせん』が、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げに成功しました。おめでとうございます!
昨年2020年9月までに打ち上げる予定だったんですが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていたんですね。
『すいせん』は、縦横60cm,高さ80cm,重さ100kgの超小型衛星で、上空600kmから撮影した画像は地上2.5mのサイズを識別出来ます。
宇宙ベンチャー企業の株式会社アクセルスペースが設計したものですね。
地域活性化を狙った取り組み
Credit:福井県
福井県というと、繊維産業や眼鏡産業が有名かと思いますが、高齢化による人口減少の中で地域活性化を模索していたんです。
次なる産業として、人工衛星の製造と衛星データの利活用にたどり着いたようです。
昨今、自然災害が増えておりますので、災害状況を知ることや防災に役立つ情報源にもなりそうです。
まとめ
また、今回のソユーズロケットは、宇宙ベンチャー企業の株式会社アストロスケールホールディングスの宇宙ごみ、スペースデブリを除去する、実証のための人工衛星ELSA-d(エルサd)も打ち上げているんです。
捕獲機と模擬宇宙ごみで構成されている人工衛星なのですが、数週間以内には実証実験が始まると思いますので、号外ニュースとして紹介しますね。
成功すると、事業化が近づきますし、法制化も進みそうです。
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