【宇宙ビジネス超入門】2021年2月の動向(YouTube)

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。

お元気でしたか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2021年2月に起こった私の気になるトピックニュースを3つご紹介します

スペースX社、世界初民間人だけの宇宙旅行発表

Credit:SpaceX

2月上旬にスペースX社が、今年2021年10月から12月に民間人4人を乗せた宇宙船を打ち上げると発表しました。「インスピレーション4」と名付けられたミッションです。

何とですね、4人分の座席を購入し、自分の他3人を招待する方がいらっしゃるんですよ。それは、決済サービス会社シフト・フォー・ペイメンツ創業者のジャレッド・アイザックマン氏です。

世界的に有名なセント・ジュード小児研究病院の支援を募る目的もあるようです。すべて無料で最高のサービスを受けられる病院ですので、宇宙ビジネスが関わり持つのは嬉しいですね。

月周回有人拠点Gateway、2024年建設開始

Credit:NASA/ESA

2月上旬にNASAは、新たな宇宙ステーションとなる、月周回有人拠点Gatewayの最初のモジュールを2024年5月にも打ち上げると発表。

電源推進モジュールの通称PPEと居住モジュールの通称HALOを組み合わせて、一体型で打ち上げるんです。

もともとは、別々に打ち上げる予定でしたが、打ち上げコスト削減のためでしょうか。それに軌道上のドッキングも不要になりますからね。

モジュールの輸送ロケットには、スペースX社のファルコンヘビーを選定しました。

打ち上げに関する費用は、約3億3180万ドル(約348億円)のようです。

2021年は火星探査ラッシュの年

2月上旬から中旬にかけて、アラブ首長国連邦(UAE)の探査機「Hope」と中国の探査機「天問1号」が火星周回軌道に到達し、米国の探査車「Perseverance(パーサビアランス)」が火星に到着しました。

今まで、火星周回軌道の到達や火星に着陸した国は、米国,旧ソ連,欧州,インド,UAE,中国しかないんです。

地球と火星が約2年2カ月ぶりに近づいた昨年7月に、この3カ国は探査機と探査車を打ち上げているんです。効率良く火星探査が出来る時期に合わせたのでしょうね。

今年は、UAEが建国50周年,中国が共産党創立100周年なので、宇宙から国威発揚ですかね。

まとめ

動向を見ると宇宙旅行は民間主導,火星探査は政府主導,月探査は民間と政府が協力と、民間企業と政府の役割分担が明確になってきているように感じます。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

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