【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談⑦】大阪府立大学と室蘭工業大学の学生が開発した超小型衛星打ち上げ成功?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「大阪府立大学と室蘭工業大学の学生が開発した超小型衛星打ち上げ成功?!」です。

超小型衛星「ひろがり」

Credit:大阪府立大学

2月下旬に大阪府立大学と室蘭工業大学の学生が共同開発した超小型衛星「ひろがり」が、米国の宇宙輸送船から打ち上げ成功です。おめでとうございます!

関係者の皆さんもほっとしてますね。良かったです。

この「ひろがり」は、幅と奥行き10cm,高さ20cm,重さが2.4kgの超小型衛星なんです。国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙空間に放出後、約3カ月間の実証実験をする予定です。

取り組み3つの特徴

本取り組みの特徴ですが、主に3つあります。

軌道上計測システムの実証

1つ目は、世界で初めて厚みのある板のミウラ折り板構造の展開と軌道上での形状計測手法を宇宙空間で実証することです。

これは、将来的に太陽電池パネルなどの構造物の収納、展開方法への応用が期待される技術なんですよ。

アマチュア無線帯における高速通信

2つ目は、これまで打ち上げられたUHF、VHF帯のアマチュア無線衛星よりも高速な通信方式で、誤り訂正能力を持つ新たなプロトコルを採用して評価を行います。

アマチュア無線ミッション

3つ目は、アマチュア無線での交流を広げるために、アマチュア無線家向けのメッセージボックスサービスや一般の方向けに衛星を使って世界中にメッセージを発信したい方を募集もします。

まとめ

2017年から共同研究を始めたのですが、新型コロナウイルスの影響で予定よりも半年程遅れたようです。

現在、大学もオンライン授業が多いかと思いますが、同世代の若者にも勇気が与えられると良いですね。

強い意志があれば道は開かれます。

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

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