【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース⑥~】2021年は火星探査ラッシュの年!」

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしたか。本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、「2021年は火星探査ラッシュの年!」について、述べたいと思います。

火星探査の打ち上げラッシュ

2月上旬から中旬にかけて、

アラブ首長国連邦(以下、UAE)の探査機「Hope」
中国の探査機「天問1号」

が火星周回軌道に到達し、

米国の探査車「Perseverance(パーサビアランス)」が火星に到着しました。

火星接近と政治的意図

なぜ、この時期に火星探査のラッシュなのと疑問に思いますよね。

実は、地球と火星が約2年2カ月ぶりに近づいた昨年7月に、この3カ国は探査機と探査車を打ち上げているんです。効率良く火星探査が出来る時期に合わせたのでしょうね。

それに、政治的な意図も働いているんですよ。今年2月にUAEは建国50周年、中国は7月に共産党創立100周年となります。宇宙から国威発揚に繋げていきたいのでしょう。

各国の火星探査目的

火星探査自体の目的も少し補足しますね。

UAEは火星の大気データの変化を観測する試みです。

中国は今年5月から6月に周回軌道からの火星着陸を予定していて、火星の地形,地質や大気などを調査するようです。

米国の方は、数十億年前に存在していた生命の痕跡を探すのが目的なんです。

日本の火星探査は2024年

あれ、日本はどうしたの、という声が聞こえてくるような。

日本は1998年に火星探査機「のぞみ」を打ち上げたのですが、度重なるトラブルで火星周回軌道への投入を断念したんですよね。

ただ、諦めたのではなく、昨年2月、火星の衛星フォボスに着陸する、火星衛星探査機を2024年に打ち上げることを発表しています。

まとめ

でも、私はUAEの計画の方が興味があるんです。ぜなら、UAEの「Mars2117」で火星移住計画を発表しているからです。

日本も、今こそ、国家百年の計が必要かもしれませんね。

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