【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース⑤~】月周回有人拠点Gateway、2024年から建設開始!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしたか。本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、「月周回有人拠点Gateway、2024年から建設開始!」について、述べたいと思います。

2024年にGatewayのモジュール打ち上げ

2月上旬にNASAは、新たな宇宙ステーションとなる、月周回有人拠点Gatewayの最初のモジュールを2024年5月にも打ち上げると発表。

電源推進モジュールの通称PPE(Power and Propulsion Element)と居住モジュールの通称HALO(Habitation and Logistics Outpost)を組み合わせて、一体型で打ち上げるんです。

もともとは、別々に打ち上げる予定でしたが、打ち上げコスト削減のためでしょうか。それに軌道上のドッキングも不要になりますからね。

打ち上げロケットはSpaceX

モジュールの輸送ロケットには、スペースX社のファルコンヘビー(Falcon Heavy)を選定しました。打ち上げに関する費用は、約3億3180万ドル(約348億円)のようです。

計画は後ろ倒しに

Gatewayは、有人月面着陸のアルテミス計画の一環であり、有人月面探査や有人火星探査の拠点となるんですよね。

ただ、気になる点もあります。打ち上げ計画は当初2022年だったと思うのですが、徐々に後ろ倒しになっているんです。

ですから、有人月面着陸にも影響が出そうですね。トランプ前政権時にまとめられたアルテミス計画ですが、バイデン政権でも今のところは維持されるようです。予算不足で遅れる可能性が高いと大手メディアは見ていますが、私も同感ですね。

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