【宇宙ビジネス編集長の2021年時事ネタ放談③】世界遺産の醍醐寺、2023年に宇宙寺院を打ち上げ?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしたか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「世界遺産の醍醐寺、2023年に宇宙寺院を打ち上げ?!」です。
宇宙寺院の開発計画
Credit:醍醐寺
2月上旬に京都にある世界遺産の醍醐寺は、京都大学発宇宙ベンチャー企業テラスペース株式会社と、人工衛星による宇宙寺院の開発,打ち上げに向けた業務提携を発表しました。
醍醐寺はですね、874年創建の真言宗醍醐派の総本山として、日本の文化史上で大きな役割を果たしてきたんですよね。
宇宙寺院は、「浄天院劫蘊寺(じょうてんいんごううんじ)と命名されました。やはり、仏教用語は難しいですね。鎮護宇宙を趣旨とする醍醐寺の法流を汲む寺院になります。
人工衛星の大きさは、縦20cm横30cm奥行き10cm程の箱型のものですが、その中に地上のお寺と同様に御本尊である大日如来や曼荼羅などが祀られます。
人工衛星にお寺の機能を持たせるとは面白い発想ですね。
宇宙寺院の形状と活用
Credit:醍醐寺
宇宙法要・祈願
地球を含む宇宙全体の平和と、人類の宇宙での活動の安全のための宇宙法要が定期的に開催されます。
当然、個別の祈願もしてもらえますし、地上で受け付けた参拝者の願いごとを衛星に転送して宇宙から祈願してもらうことも出来るんです。
ITとの連携
宇宙寺院は、文字通り、宇宙に浮かぶお寺で、高度400m~500mの地球低軌道で運用を行い、約1時間半かけて一周します。宇宙寺院の現地情報は、スマホアプリでも確認可能となる予定です。
また、IoT衛星としての実用的な機能も搭載されますので、携帯電波の届かない山間部の文化保護などにも役立てられるようです。
寿命と破棄
5年~110年の寿命で、寿命後は流れ星となって大気圏で燃え尽きますので、スペースデブリにはならないようです。
まとめ
ただ、打ち上げに使うロケットや資金の確保は、未定とのことです。
ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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