んの宇宙の偉人列伝クイズ〜Q&A⑦〜】天文学者アーサー・エディントン
こんにちは、しゅたいんです。
宇宙に興味関心を持っていただき、新たな宇宙文化を一緒に作りたいということで、今日は宇宙の偉人列伝クイズを始めたいと思います。
今回ご登場いただくのは、【天文学者アーサー・エディントン】さん!
人物紹介 天文学者アーサー・エディントン
あんまりご存知ない方もいらっしゃると思いますが、みなさん、「アインシュタイン」はご存知のはず。
でも、アインシュタインって何人でしたっけ?
ドイツ人ですよね。
じゃあ、アインシュタインが書いた論文も、当然ドイツ語のはずです。
その名も”Zur Elektrodynamik bewegter Körper”。
ドイツ語がわからない人にとっては意味不明、それに加えて難解な数学を多用しているので、「なんかすげえ論文らしいぜ」って噂されてても、なかなか手が出ません。
そこに登場したエディントンさんが、この論文の価値をいち早く見抜いて、論文を英語に翻訳してわかりやすく解説するとともに、重力による光の歪曲を観測することで相対性理論の正しさを世界で初めて実証して見せたんです。
つまり、エディントンさん無くして今のアインシュタインはないのです。
こんな重要な役割を果たしたエディントンさんは、晩年に至るまで研究に打ち込み、一体どんな境地に到達したんでしょうか?
問題
それでは、今回の質問。じゃじゃん。
〇〇に入る言葉について、ABCから正解を選んでみてください。
B 万物理論
C もう一つの宇宙
みなさん、わかりました?
正解は…
解説
そもそも万物理論って何かっていうと、要はこの世界の全てを解き明かす理論ってことです。
顕微鏡でも見えないようなミクロの世界から、望遠鏡でも捉えきれない大宇宙までを貫く一つの統一理論を打ち立てること。
それを、エディントンさんは本気で考えていて、実際に本人としては答えが見えていたようです。
ところが、そこで使われている「量子力学」のオリジナルの解釈や、「宇宙定数」を基盤に据えた斬新な世界観が当時の科学者たちの猛烈な批判に遭い、理論を完成させる前に胃がんで亡くなってしまいます。
もしも完成していたら、どうなっていたのか、とても残念ですね!
でもエディントンさんはどちらにせよ、「全てを解き明かす」つもりはなかったようです。
幼い頃から熱心なクエーカー教徒であったエディントンさんは、「科学は三次元の法則を明らかにするが、愛や美や宗教といったスピリチュアルな領域を探求するには、全く別のアプローチが必要である」と主張し続けていました。
「科学も宗教も、知の探求の別側面に過ぎないのだ」というエディントンさんの世界観は、中世の神学者トマス・アクィナスや近代科学の祖ニュートンといった、歴史上の偉大な科学者や哲学者の面影を思い出させますね。
まとめ
Aの霊界通信機は、エジソンが晩年に作ろうとしていた装置ですね。Cのもう一つの宇宙は……SFの世界です!
それではみなさん、バイバイ。またね。チャンネル登録お願いします。
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